不妊症の原因の一つにもなる生理痛。生理痛のひどい人すべてが不妊症という訳ではありませんが、高い確率で生理痛がひどい人に不妊症が多いことがあります。
不妊症の女性の中で子宮内膜症や卵巣のう腫などの病気が不妊症にしてしまっている事も多いことがわかってきています。
生理痛が重症な状態は、ホルモンのバランスが崩れてることが多く生理不順が続くケースが多く見受けられます。生理痛もあり不妊症で悩まれている方はまずはホルモンバランスがよくなる生活をこころがけることも重要なポイントになります。
生理痛、不妊症とも大いに関係がある月経困難についてメモしておきます。
月経困難
不妊症の原因にもなる月経困難症は器質性と機能性と二つに分類されます。器質性とは、生理痛の原因となる何らかの病気をもっている場合で例えば子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などが考えられます。
機能性の月経困難は、特に病気は認められないが生理痛が起こる状態のことです。機能性月経困難症と呼ばれています。加齢とともに機能性の生理痛が減り、逆に、なんらかの病気がある器質性の生理痛が増加傾向にあると感じています。
生理痛の痛み」をやわらげる方法3つ
■1:ストレッチと体操
生理痛の緩和には、ストレッチも有効な手段です。
あお向けに寝て両膝をかかえ、腹筋に力を入れて両膝を胸に引き寄せます(体勢がつらければ横向きでおこなってください)。両膝を引き寄せたら、次に両脚を伸ばして、手を上に伸ばし、手のひらを外側に向けて指を組みます。このとき息を吐きながら背筋を伸ばします。これを数回繰り返します。
また、脚を伸ばして、足首の角度が90度になるように両足のつま先を起こしたり下げたりする運動も、血行を促進し、痛みを緩和してくれるでしょう。
■2:下半身を温める
使い捨てカイロでお腹や腰を温めたり、温かいお湯で足浴をしたりすると、血行がよくなり、骨盤内のうっ血がとれて生理痛がやわらぎます。
足浴をするときは、バケツや桶に41〜42度くらいのお湯を入れ、くるぶしがかくれるくらいまで足を浸して、約20分間温めてください。
途中でお湯がぬるくなってきたら、お湯を加えて温度をキープするのがポイントです。じんわり汗が出てきて気持ちがいいですよ。
■3:ビタミンEを積極的にとる
生理痛を改善するには、普段からの栄養バランスが大切です。とくにビタミンEには血行をよくする働きがあるので、ゴマやカボチャ、ウナギ、アーモンドなど、ビタミンEを多く含む食品を積極的にとりましょう。
生理痛にはサフランもよいとされています。熱湯を注いでサフラン茶にして飲むのも効果的とのことですよ。引用元薬に頼らなくてOK!ツラ~い「生理痛の痛み」をやわらげる方法3つ
生理痛で悩んでいる方や生理痛もあり不妊症で悩んでいる方は病院の先生にもお話をしてぜひ鍼灸治療をためしてもらいたいと思っています。お近くの鍼灸院にぜひ一度ご相談ください。当院でももちろん不妊症はもちろん生理痛などの婦人科疾患にも対応しております。
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黒田 俊吉
たにぐち書店 2014-11-26 |