在宅介護で利用者と家族の良好な時間を増やす3つのポイント!

在宅介護

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本日は在宅介護で利用者と家族の良好な時間を増やす3つのポイントについてお伝えいたします。なぜお伝えしようかと思ったかというと先日こんなことがありました。

今日はご飯の準備ができなくて。

今日はご飯の準備ができなくて。

私が訪問先の患者さんのお宅に伺って帰るときにご家族の娘さんから言われた一言でした。

 

あららどうしたんですか?

と思わず聞き返してしまいました。その方はいつも歩行困難なお父さんのために通いで介護や日常生活のお手伝いに来ている方でした。

 

お父さんのためになるべく買ってきたものではなく手作りの食事を食べさせてあげていたのですが今日はどうにもこうにも自分の身体がゆうこときかなくて。と。

 

私は言いました。次まで時間があるので何か買ってきましょうか?とお願いしますと言われましたのでちかくのスーパーでお父さんが好きそうなお弁当を買って戻り終わりました。

利用者と家族の良好な時間を増やす3つのポイント

ポイント1:なんでもかんでも自分たち家族だけでやろうとしないことです。

なんでもかんでも自分たち家族だけでやろうとしないことです。それをしてしまうとまずは介護する側の家族が滅入ってしまいます。なぜかというと本当に時間が無くなってしまうからです。親のためと思い真摯に向き合うことは重要なことです。しかし、そればっかりなってしまうとだんだんとストレスがたまりぶつけるところがなくなりイライラが最大限になってしまいます。そんな家庭を多くみています。まずは家族が自分たちのプライベートな時間を確保することをおすすめします。

 

ポイント2 :他人に任せられないという考えをなくすことです。

他人に任せられないという考えをなくすことです。今までお世話になった親のためにやれることはやってあげたいという強い思いからどうしても他人に任せていられないという思いが強くなります。そうなってしまうと、○○しなければならない、○○するべきだという考えにとらわれてしまい全て自分たち家族で管理しないと気が済まない状態になってしまいます。そうなると必要な時に介護のサービスを使うときにちゃんとやってくれるだろうか・あの人で大丈夫だろうかと不安ばかりがつきまとい結果的に心身疲れ果てます。何のための介護サービスなのか分からなくなってしまいます。

ポイント3:時間は24時間しかないということを改めて理解することです。

時間は24時間しかないということを改めて理解することです。もし仕事を抱えている場合24時間介護してあげられますか?もし子どもがまだ手がかかる場合24時間介護してあげられますか?もし友人・知人からお茶やランチは行かないのですか?そうです。決して24時間まるまる介護に使える訳ではないのです。しかし、真面目な人ほど寝食を忘れ介護に没頭するという人もいるのです。

 

それは大袈裟でしょうとあなたはこれを読んで思ったかも知れません。しかしそれが現実です。自分が自分らしくいるために、そして何より気持ちよく介護してあげるためにも自分・家族の時間を確保することが重要なのです。その時間を確保するために介護サービスを積極的に使うのはよいことなのです。

上記の3つのポイントを踏まえご家族にアドバイスしました

今の状況では食事を作ってあげるのは週に1回か2週に1回で充分ですよとお伝えしました。作り置きとうまく配食サービスのいわゆる配達のお弁当を使えばもっと楽になりますよとお伝えしました。栄養面が心配だということでしたので健康に配慮した配食サービスはたくさんあるので予算に応じて使うようにおすすめしました。

結果的にこれがよかったそうで通いの時間も減ったし、お父さんに悪いかなと思っていたそうですが聞いてみたら意外に美味しいし届けてくれるから楽だよと言われたそうです。良かったなと思います。

まとめ

人の助けを借りることを真面目な人ほど悪いと思いがちなようなのですね。今回のご家族のケースは娘さん自身が難病の治療をしており(外見からはわかりません)食事制限もありできるだけ口にいれる物は自分で作って、できるだけ身体に良い物を食べたいと実践している方でした。だからこそ持病を抱えて歩行も困難なお父さんために健康を考えた食事をさせたい一心だったのです。

在宅介護の現場でよりよい生活を送れるように鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師ができることがあります。

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