最近の脳疾患による死者は年間16万人を超えてしまいました。発症者はその3倍とも4倍だという報告もあります。脳血管障害による後遺症患者は600万人以上と推定され、医療制度や介護制度が大きな社会問題になってしまいました。
これからの高齢化社会を考えると脳梗塞が増えていくことはあってもなかなか減っていくことは無いのが現状下もしれません。
しかし、副作用のない鍼治療で成果をあげている朱先生による頭皮針をもっともっと日本に推進していくことができれば、脳梗塞を患った患者さんのお力に鍼灸師もなれると思っています。
脳梗塞の治療が早期であれば一般的に10回(あるいは10日)の治療を越えずに、杖を使って歩行できるまでに回復させられる。大脳脳の中大脳動脈分枝や内包の少量出血による脳出血では一般的に20回(あるいは20日)ほど治療をすれば杖を使いながらあるけるまで回復させられる。C5以下の脊椎損傷による四肢麻痺、あるいは下半身麻痺は、一般的に損傷してすぐ、または2ヶ月間以内に頭皮針治療と導引を施せば、18ヶ月から24ヶ月以内に杖で支えて歩行できるように回復させられる。
引用元:朱氏頭皮針 改訂版 20p
朱氏頭皮針 朱 明清 高橋 正夫 東洋学術出版社 2013-05
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現場で治療をしていると慢性疾患の人はそれなりに時間がかかります。先日、脊柱管狭窄症の症状が出てから1週間以内に来院された方は3週間で7回の治療をしてほぼ日常生活に支障がなくなりました。今回のケースの脊柱管狭窄症の治療としては割と早く症状が良くなったケースだと思います。
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永野 剛造
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