朱氏頭皮鍼セミナーに参加する前は
朱氏頭皮鍼セミナーに参加する前は文献などで研究を重ねて臨床の現場で施術を行っておりました。身体に刺す鍼で効果もあげておりましたが、頭痛・更年期障害・慢性の腰痛・慢性の頚の痛みなどについてはあと少しの効果をあげられるはずなのにと思って施術にあたっておりました。
頭痛などは鍼の太さや刺激度合いや施術のときにどのツボに鍼を刺すかによって随分と差が出ていた感じがしておりました。
自分自身の研究段階においてもかなり手応えを感じたのが頭皮鍼でした。
朱氏頭皮鍼セミナーに参加した後は
計5日間のセミナーへの参加でした。参加した後の感想としてはシンプルでありながら深いのが朱氏頭皮鍼だと感じました。シンプルというのは頭皮鍼で鍼を刺すツボは決してわかりづらいものではなく日本の鍼灸師ならば問題なくツボを選定できると思います。あとは臨床の現場で多くの方の頭皮を診てそして鍼を刺して施術者と患者さんとの気・エネルギーバランスを調整できればもっと多くの結果がでるのではないかと思っています。
頭皮鍼はどんな人におすすめか
アメリカで朱先生は上記の動画ように病院で緊急の医療の現場で多く方の中風、いわゆる運動障害や手足のまひ、半身不随などの症状に有効です。しかしながら、重要なポイントがあり中風になってしまってからできるだけ早い段階での頭皮鍼が効果的です。朱先生は中風になって早ければ早いほど頭皮鍼は有効とおしゃっておりました。
日本ではなかなか救急の段階で鍼灸師が施術はできないかも知れません。退院後すぐにとかできるだけ早く施術することをおすすめいたします。
鍼灸師人生でこれで最後のスキルだと思い土曜日を二回休んでまでセミナーに参加してきました。今後は訪問鍼灸で通常の治療時よりも短い時間で治療に臨まないとならない場合もありますが、いかに有効に頭皮鍼をとりいれて麻痺や寝たきりの患者さんのQOL改善をやっていけるかが草野の使命だと思っています。
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永野 剛造
三和書籍 2014-06-10 |