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女性は老化はできるだけ遅らせたいと思っている人が多いと思います。男も最近ではアンチエイジングに対する意識が高まってきており、美容の面においても健康面においても老化を遅らせる、できるだけ老化を防ぐことは大きな課題です。身体のサビ・老化を防ぐツボではありませんが長寿遺伝子というものが身体内に存在します。

▼老化は酸化
私は治療の現場でいちばん感じていることがあります。それは身体の慢性症状で悩んでいる人、たとえば長年の腰痛、なかなか治らない肩こり、そして慢性の頭痛、アトピーなどで悩んでいる人は通常の健康体の人よりも酸化がすごく早いのです。わかりやすくいうと、「すごく疲れやすい」「健康体の人よりもいわゆるスタミナがない」といった感じです。これは一言でいうと、老化、酸化のスピードがものすごく早く身体内で起こっているのです。

▼老化を防ぐ!?夢のような遺伝子がある
老化をふせぐ遺伝子については以前から私は知っていました。新しい文献とか海外では早く情報がめぐるそうですが日本はわりと遅いです。以下のような記事が一般の人の目に触れるようになるころは以外に古い情報だったりします。まあそれはいいとして、老化を防ぐ遺伝子にはサーチュイン遺伝子というものがあります。

アンチエイジングの願いは、古来より、人類が追い求めてきたものだが、金沢医科大学教授の古家大祐さんが、その“切り札”として研究しているのが「サーチュイン」という遺伝子
引用元老化を防ぐサーチュイン遺伝子 「腹七分目」で活性化促進

これは、私の鍼灸院に来ている人なら以前から私が話していたことであると気づいてくれると思います。

▼夢の長寿遺伝子を増やす方法がある
それは腹八分目です。こういうと簡単ですが、現代人には一番難しいことでもあります。

「実はこのサーチュイン遺伝子をうまく働かすことができているのは、一部の人だけなんです。この遺伝子のスイッチがオンになっているかオフになっているかが、見た目年齢の違いを生んでいます」
 では、どうすればサーチュイン遺伝子をオンにできる“選ばれし人”になれるのか。
「カロリーを制限することです。特に“腹七分目”の食事がカギになります」(古家さん)
引用元老化を防ぐサーチュイン遺伝子 「腹七分目」で活性化促進

やはり昔の人たちの言うことは正しいですね。「腹八分目」よく言われたものです(笑)。しかし、現代人はもう「腹七分目」ですからよく頭にいれておいてください。少食で健康でいつまでも若々しくいきたいものですね。

あと、一つだけもっと簡単な方法があります。腹七分目という厳しい制限をしなくても長寿遺伝子をオンにして活発に働かせ老化をふせぎ若々しくいる方法です。

▼赤ワインを飲んで老化防止
 国立老化研究所(National Institute on Aging)とハーバード大学医学部(Harvard Medical School)の研究者らがもう数年前に発表した論文によると、赤ワインやブドウ、ベリー類の果物などに含まれているレスベラトロル(resveratrol)という抗酸化物質は、肥満のネズミの寿命を延ばし、健康を増進するという研究結果が出ております。これをいち早く私は宿南先生、当院の栄養面のアドバイザーをしている先生から聞いておりました。

 さらに宿南先生からはフランス人は「動物性脂肪の摂取量が多いのに、心臓病は少ない」という矛盾した事実があり、これは俗に「フレンチ・パラドックス」と呼ばれていてフランス人には大量の赤ワインを飲む習慣があることから、赤ワインなどに含まれるレスベラトロルの作用である可能性が指摘され、この物質が一躍注目を集めてるんですよと教えてもらっていました。やはり、赤ワインをメインにしたほうが心身の調子はすこぶるいいです。

▼おすすめ!
ぜひ、興味のある方は下の動画をみてください。鍼灸師が言うよりもテレビに任せましょう。

(C)NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子~」より


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