要介護3

脳梗塞での自宅介護での費用はどれくらいかかるの?

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三大疾病に数えられる脳梗塞ですがもし、ご家族が陥った場合には大変な負担がかかります。命の危険もありますが回復するにもリハビリが必要だったり・・・もし自宅で介護するようになったらどうすればいいのでしょうか?また費用はいくらくらいかかるのでしょうか?現場でよく聞く疑問点です。脳梗塞での自宅介護での費用についてメモしておきます。

ご家族が脳梗塞になったらまず確認したいこと

後遺症なども踏まえて自宅での介護やリハビリは必要になるのがこの脳梗塞です。もし自宅で介護ガ必要になったら何をどう準備したらよいか迷ってしまうと思います。脳梗塞は「特定疾病」です。40歳以上の方なら「要介護認定」を受ける手続きをいたします。お住いの市区町村に申請をして要支援又は要介護認定を受けましょう。

介護を受ける状況になった時、介護が必要な度合いに応じて指定された区分支給限度基準額内で総合的な介護・医療サービスをその費用の1割負担で受けられます。介護の度合いは段階に分けられています。この介護認定をうければ、介護保険による介護サービスを利用できます。

費用事例 要介護3の場合(介護保険利用例)

1か月のデイサービス等の利用でおよそ

28万円→介護保険を活用して1割負担 28000円前後

その他 自宅改造など

40万→介護保険を活用して1割負担40000円など

脳梗塞ではどのような介護サービスが受けられるの?

在宅介護の場合は、次のようなサービスが受けられます。
→訪問介護や訪問入浴介護
→自宅のバリアフリー化の費用負担
→福祉用具レンタル・購入

上記の他介護サービスに必要と該当するもの。さらに専門家の派遣される在宅介護サービスを受けることができます。

自宅で観れない場合は、介護施設に移ることになりますが、介護施設においても特別なリハビリやサービスが必要になることもあります。どのような介護が必要となるかは、度合いにより異なります。

利用者が日帰りで施設などに通うデイサービスや通いのリハビリテーションを行うディケアなども活用できます。リハビリをご自宅でやるよりも、場所や専門の理学療法士などがいるディケアを活用するのもよいでしょう。

脳梗塞の介護度合いはどのような状態?

脳梗塞の介護度合いは自分である程度のことができるとか、車椅子が必須であ
る、寝たきりの状態である、などその状態や後遺症の状態によっても変わって
きます。

脳梗塞でも老人ホームに入れるの?

自宅で診ることが難しい場合、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設もある一定の条件を満たせば入所できます。ただし、審査がある場合も多いので当てはまるかどうか確認してみましょう。

脳梗塞は後遺症が残る可能性が高いことが怖いところです。自宅の介護であってもそれをいかに小さくするかはリハビリにかかっています。

最近では若い方でも脳梗塞や脳疾患が増えています。老人だけではない後遺症に悩まされる世代も幅広くなっています。

もしご自宅でご家族や老人を介護するようになったら、世話をする方の仕事の見直しや介護保険のサポートを受ける必要が出てくることでしょう。今は介護保険や認知症保険など自宅や介護施設に入るための保険に加入する人も多くなっているようです。それらもいざというときの備えですがまずは介護度合いに応じて介護認定を受けられるかを見てみましょう。

そもそも脳梗塞ってどんな病気?

「脳梗塞」は、脳卒中の中の症状の一つです。脳卒中のうち最も多いのは脳梗塞で、脳卒中の7割といわれています。動脈の血行不良により、酸素や栄養を受けている神経細胞が死ぬことをいいます。

脳梗塞の症状としては・・・

〇半身の麻痺
〇体の中で腕や手が震える・しびれるなどの症状が出る
〇ろれつが回らなくなる
〇言葉が出ない、うまく話せなくなる
〇立てない、歩けなくなる
〇めまいがする、フラつきがある
〇ものが二重に見える

このような症状が退院後も続いたりします。脳梗塞による半身の麻痺や言語障害などは後遺症として、リハビリに取り組むことで機能回復の道を開いていきます。

リハビリができる介護施設としては、介護老人保健施設(以下、老健)か有料老人ホームが適しています。老健はリハビリの専門士が常駐しているため、病院で治療後、麻痺の症状がある場合などに入居し、リハビリをしながら在宅復帰を目指します。

リハビリについて知っておきたいこと

有料老人ホームの中にも、専門的なリハビリが受けられるところが最近では増えています。また自宅でリハビリするには誰かが見ていなくてはいけないので専門スタッフにデイサービスで来てもらうようにするのもおすすめです。

・医療ソーシャルワーカーに相談
・専門家からリハビリにより回復・在宅復帰した実例などを確認しておく
・サービスの種類や費用、プランニングを確認する

ご家族の状態にあわせて選ぶようにしましょう。

まとめ

脳梗塞のリハビリを行えるかどうか、ご自宅でどうやっていくかが選ぶポイン
トになります。介護ありなのか、リハビリ中心なのかなども大事ですが自宅の改造や必要なものの購入に介護保険を使うことを忘れずにいてください。安全に過ごせるように、また無理なくご家族も過ごせますことが一番です。

ご家族の優先順位によりいろいろと選ぶ基準も変わってきます。ぜひ希望条件をマッチングサービスや当院へご相談ください!

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    要介護3の状態とは?在宅で介護する際の注意点2つ

    Photo by Sand Crain on Unsplash

    訪問鍼灸マッサージで患者さんのお宅へ伺った際に一番気になるのが患者さんの週間スケジュールです。介護保険のサービスである訪問介護、訪問診療、訪問リハなどが入っているのでその中で空いている時間を我々鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師が伺うのです。
    さて介護は昨今の超高齢化社会で本当によく聞くキーワードになってきました。しかし反面少数ではありますが必要な人に情報が入っておらず介護保険も使わずに全て自力で介護していたなんて話もあります。

    税理士さんたちに『どうして教えてくれなかったんですか』と聞いたら、『有名なかたに言うのは失礼かと思って』と言われて…(苦笑)。階段の手すりの設置から介護ベッドやトイレの手すりまで、こんなものにも保険サービスが使えるのかと驚きました」(政宏)介護失敗談

    このようなことが無いように介護が必要なご家族がいる場合はその状態の把握と相談する場所を知っておくことが重要です。

    要介護3の状態

    我々のサービスは医療保険を使った鍼灸・あん摩マッサージです。患者さんのお宅に伺って施術サービスを行います。その際に一番多い患者さんが要介護3の状態の患者さんです。

    要介護3の状態は立ち上がり動作や歩行などを自力による動作が困難です。日常生活を営んで行く上で常時誰かの支援・サポートや見守りが必要ですから割と大変です。

    具体的には、以下のような状態です。

    – 服の脱衣や部屋の掃除などを単独ではできない
    – 片足での立位保持や階段の昇降など複数の動作をを単独ではできない
    – 歩行器や車椅子を利用しなければ行動できない
    – 排泄や入浴に介助サポートが必要な状態
    – 問題行動、理解低下などがみら日常生活に支障をきたす場面があること

    日常生活には支障の無い身体の状態でも認知症を患っている場合は少し異なります。認知症による徘徊や妄想、大声を出すといった問題行動があり日常生活に支障をきたしている場合です。この場合も要介護3の判定になることが多くなっていると聞きます。

    在宅で介護する際の注意点2つ

    要介護3の状態になると常時介護が必要となります。介護者への負担が増えます。負担が多くなり続けると在宅介護を続けることが難しく感じる様になります。在宅介護の次のステップで施設への入所を考える家族も多くいます。

    要介護3の場合に介護サービスを利用する際に支給される限度額は月額約27万円前後です。この支給される限度額から原則1割(所得に応じて2〜3割)が自己負担額として支出します。

    注意点その1在宅介護に対応できるようリフォームが必要になる

    老人ホームなどの入居型介護施設は初めから介護目的であるため介護設備やバリアフリー設備が整っています。しかし在宅介護をすると決まった時点では自宅の形状がバリアフリーになっていないことも多いです。その場合リフォームが必要になることがあります。

    注意点その2要介護者や家族が拒否反応を起こすことも

    在宅介護では訪問介護はほとんどの家庭で利用します。自宅にヘルパーなどの外部の人が来ることに対して特に要介護者が拒否反応を示す場合があります。自宅に知らない人が出入りすることが要介護者にとってストレスになることも多くあります。事前の話し合いがとても重要です。

    相談は公的な窓口「地域包括支援センター」を利用しましょう。

    在宅介護はもちろんのこと介護にまつわる悩みや問題を抱えた場合はすぐに相談に乗ってもらえる公的な窓口を調べておきましょう。

    介護にまつわる相談は「地域包括支援センター」や「社会福祉協議会」が相談に乗ってくれます。介護サービスに関する様々な相談や日常生活での困り事の相談など気軽に相談に乗ってもらえます。

    世田谷区の地域包括支援センター

    砧地域

    祖師谷あんしんすこやかセンター(祖師谷、千歳台1・2)

    成城あんしんすこやかセンター(成城)

    船橋あんしんすこやかセンター(船橋、千歳台3~6)

    喜多見あんしんすこやかセンター(喜多見、宇奈根、鎌田)

     

    砧あんしんすこやかセンター(岡本、大蔵、砧、砧公園)

    烏山地域

    上北沢あんしんすこやかセンター(上北沢、八幡山)

    上祖師谷あんしんすこやかセンター(上祖師谷、粕谷)

    烏山あんしんすこやかセンター(給田、南烏山、北烏山)

    世田谷地域

    池尻あんしんすこやかセンター(池尻1~3、池尻4(1~32番)、三宿)

    太子堂あんしんすこやかセンター(太子堂、三軒茶屋1)

    若林あんしんすこやかセンター(若林、三軒茶屋2)

    上町あんしんすこやかセンター(世田谷、桜、弦巻)

    経堂あんしんすこやかセンター(宮坂、桜丘、経堂)

    下馬あんしんすこやかセンター(下馬、野沢)

    上馬あんしんすこやかセンター(上馬、駒沢1・2)

    北沢地域

    梅丘あんしんすこやかセンター(代田1~3、梅丘、豪徳寺)

    代沢あんしんすこやかセンター(代沢、池尻4(33~39番))

    新代田あんしんすこやかセンター(代田4~6、羽根木、大原)

    北沢あんしんすこやかセンター(北沢)

    松原あんしんすこやかセンター(松原)

    松沢あんしんすこやかセンター(赤堤、桜上水)

    玉川地域

    奥沢あんしんすこやかセンター(東玉川、奥沢1~3)

    九品仏あんしんすこやかセンター(玉川田園調布、奥沢4~8)

    等々力あんしんすこやかセンター(玉堤、等々力、尾山台)

    上野毛あんしんすこやかセンター(上野毛、野毛、中町)

    用賀あんしんすこやかセンター(上用賀、用賀、玉川台)

    二子玉川あんしんすこやかセンター(玉川、瀬田)

    深沢あんしんすこやかセンター(駒沢3~5、駒沢公園、新町、桜新町、深沢)

    まとめ

    超高齢化社会。これからくわえてコロナウィルス感染症拡大も社会に大きな影響を与えます。2020年は終わりますがまだまだ来年2021年もこの問題は続きます。どうやって乗り越えていくか。それを鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師も考えて貢献していきましょう。

    在宅介護の現場でよりよい生活を送れるように鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師ができることがあります。

    お気軽にお問い合わせください。

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