自宅介護

脳梗塞で自宅介護するときに考えておくこと

brain

Photo by Robina Weermeijer on Unsplash

脳梗塞で倒れリハビリをしている患者さんは多くいます。入院中は病院でリハビリを行っていますが退院後は介護が必要な状態になります。脳梗塞で自宅介護するときに考えておくことをメモしておきます。

脳梗塞は「特定疾病」に指定されています

脳梗塞は「特定疾病」に指定されています。40歳以上の方なら「要介護認定」を受けることで介護保険による介護サービスを受けることができます。

どんな時に、いつ、どんな介護サービスが必要か?

家族や身内の方は患者目線で「どんな時に、いつ、何が必要か」を考え、どのような介護が必要になるかを考えておかなければなりません。自宅で介護をするのか、介護施設に入居するかも判断を迫られることになります。

自宅介護の場合は

自宅介護の場合は、訪問介護や訪問入浴介護、自宅のバリアフリー化、福祉用具レンタル・購入などの在宅介護サービスを受けることが可能です。

施設を利用する場合

また、利用者が日帰りで施設などに通う「通所介護」(デイサービス)や、通所リハビリテーション(デイケア)などの利用も可能です。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設(老健)は条件を満たせば入所可能です。脳梗塞の症状・生活家庭環境・家族や身内の方の状況に応じて検討が必要になります。

まとめ

初めての脳梗塞では軽い梗塞で済む人もいます。しかし脳梗塞を2回、3回と再発を繰り返すと全身の機能低下が顕著になることもあります。脳の血管が詰まった部位によっては手足の麻痺などの後遺症が残ります。脳梗塞を起こすとすぐに介護が必要になる例も少なくありません。特に男性では、要介護になる原因のトップが脳梗塞などの脳血管疾患ですから注意が必要になります。

お気軽にお問い合わせください。

↓↓↓お問い合わせはこちらから

    寝たきりの家族を自宅で介護する際の注意するべき6ポイント

    せいじょう鍼灸マッサージ院の草野です。

    先日、脳腫瘍除去術後左半身麻痺不随の女性のお宅に伺っていた時のことでした。最近、床ずれができてお尻がいたくて座っていられないの。という訴えでした。最近ではベッドのマットもかなり品質が向上してきているので少なくなってはきています。それでも、一度床ずれができると本当に辛いのは状況からもよくわかります。

    寝たきりの家族を自宅で介護する際の注意するべき6ポイントについてメモしておきます

    床ずれ・褥瘡(じょくそう)

    「床ずれ」や「褥瘡」は次のようねケースに多くおこります。寝たきりの方で自力で身体を動かし姿勢・体勢を変えたりすることが困難なケースです。身体を動かさない状態でおなじ姿勢が続くと、身体にかかる圧力が集中して、血行不全と周辺組織の壊死が起きてしまうからです。他にも認知症や麻痺(まひ)のある方にも多くみられます。

    排泄

     

    寝たきりの方で自力で身体を動かしたり歩行困難な方はトイレまで行って排泄を行うことがしにくくなります。多くの方は専用のトイレやおむつなどを使用します。

    介護する側が身体を抱え持ち上げたりする際に負荷がかかるので、介護する側の大きな負担になります。排泄は被介護者の精神面はもちろんのこと尊厳にも関わりますから介護する側も思った以上にストレスを抱えてしまいます。

    被介護者の身体および生活環境の清潔保持

    寝たきりの方は結果的に全身入浴の回数や着替えの回数が少なくなります。結果的に身体および生活環境の清潔を保持に工夫が必要になります。全身入浴が難しい場合は清潔を維持するために訪問入浴 サービスやデイサービスで入浴などを利用することも寝たきりの方を介護する際の大切なポイントです。

    運動器障害

    筋萎縮(きんいしゅく)、関節拘縮(かんせつこうしゅく)、骨萎縮(こついしゅく)が起こり身体能力の低下し日常生活に支障をきたす状態です。歩行困難なケースも多くなります。訪問鍼灸マッサージの対象でもあります。

    循環・呼吸器障害

    起立性低血圧(ふらつき)、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)、心機能低下、血栓塞栓症など。

    自律神経・精神障害

    うつ状態、せん妄、圧迫性末梢神経障害(まひ)、見当識障害(場所や日時などが認識できない)など

    まとめ

    上述の注意するべき6ポイント以外にも、逆流性食道炎や、尿路結石・膀胱炎などの内臓・免疫機能の低下などのケースも考えられます。寝たきりの家族を自宅で介護する際は注意すべき点を事前に知っておき準備しておくことが重要です。

    在宅介護の現場でよりよい生活を送れるように鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師ができることがあります。

    お気軽にお問い合わせください。

    ↓↓↓お問い合わせはこちらから