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愛のある治療と熱の伝わる治療を実践します!鍼灸師の草野です。最近はスポーツ界隈ではバスケットボールの高校生の体罰による自殺問題と柔道女子の告発問題が話題になっております。私もいろいろと考えました。いざ自分の子供が同じ境遇に会ったらなんとアドバイスするのか?ずっと自問自答していました。答えは出ていません。しかしひとつ言えることは体罰が暴力に発展することは許されない。しかし、もし体罰を受けたのであればなぜ受けたのかわかる人間であって欲しい。そして、自分に相談して欲しいと思います。このようなことはこれを機会に子供たちに話をしておこうと思います。

国際柔道連盟(IJF)のマリアス・ビゼール会長(オーストリア)は31日、柔道全日本女子の暴力問題について非難する声明を発表した。ビゼール会長は「このような行為は到底、許されない」と強調し、「(講道館柔道創始者の)嘉納治五郎の精神、哲学とは相いれない」と指摘。IJFの立場として「道徳の発展と振興に注力している。柔道は、心身の向上に寄与するためのものだ」とした。女子柔道告発問題:暴力「到底許されない」 IJFが非難声明

▼体罰の是非

私は体罰は必要な時もあるのではないかと思っています。しかし、このように書くと必ず過剰に反応する人が多いです。私が許容する体罰は年に3回以下で心身ともに命に別状のない体罰は愛の鞭だと思います。しかもそれはビンタ程度です。張り手ではないです。アントニオ猪木が気合いいれるために行う程度のものです。芸人が大げさに吹っ飛んだりしていますが、あれは演技です。あのビンタは音がちょっと大きくでるけど、加減をしっかりとわかっているのであんまり痛みはないのです。この程度のことです。

バスケットボールの高校生が自殺したケースでは30発から40発を恒常的に行われていたとのことですが、これはあからさまに暴力です。こんなのは絶対にあってはなりません。

私の場合はどうしても、本人に気づかせる必要がありここを逃してしまったら今後の人生、競技生活、学校生活において本人のためにならないと明確な時でどうしても気持ちと言葉だけで通じない場合にある程度必要だと思っています。

何度も言いますが、以前に問題になった戸塚ヨットスクールで行われたいたような体罰は体罰でなく暴力だと私は断言しています。それを理解した上で読んでいただきたいです。

▼one for all all for one

柔道の問題は根深いなと思います。しかし、今までの古い縦社会の体質が残っている柔道界で問題提起をできたことはとても大きいことだと思います。今まであれば見逃されていた問題でもあり、選手側が我慢して過ぎ去り表面化せずに終わったでしょう。しかしなんとかしないと今後の競技生活に影響があると思って一致団結して今回のこの行動になったのでしょう。これについては良い問題に提起になりましたね。あとはどうやって全柔連と指導者が今後について取り組めるかにかかっていると思います。よりよい柔道界になるように見守りたいです。やはり、ひとりの仲間が悩んでいたり、困っていたら助ける仲間であって欲しいと願います。

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