慢性疲労症候群 切実な事情

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おはようございます。代表の草野です。昨日は秋バテについて書きましたが、訪問先の患者さんのお宅でも話題になりました。そこには季節的なこと以外にも慢性的には原因不明の慢性疲労に悩まされている方も多くいることがみえてきました。

原因がわからなかった慢性疲労症候群

鍼灸などの現場においてここまで重症でなくても原因不明の痛みや不調に悩まされている方たちを多くみてきました。西洋医学的なあらるゆ検査をしても原因不明。そうすると結果的には精神や神経を疑われて薬を処方されるもなかなか効果がでないなんてことも多くあります。鍼灸が効果あるときもありますが、効果でないときもあります。自律神経のバランスを崩すことが始まりだとは思いますが、人間の身体はまだまだわからないことが多いです。

「慢性疲労症候群」は1988年にアメリカ疾病対策センターにより提唱された、比較的新しい疾病概念である。日本では、99年から厚生省(当時)の研究班が調査に着手した。ところが当時は、生活ストレスによる病態だと考えられていたため、しばらくは「ストレスを原因とする疲労の病気」として研究が進んだ。

「慢性疲労症候群」に対する知識や理解はなぜ進まないのだろうか。

理由の一つは、血液検査やCTスキャンなど一般的な精密検査をしても異常が見つからない点にある。病理検査の数値や画像解析では、この病気を判定できないのだ。

したがって、日本では現在も「強い倦怠感を伴う日常活動能力の低下」「活動後の強い疲労」「認知機能の障害」といった6項目の特徴を見極めて診断するほかない。しかも、ストレスや心因性要因で生じる重度の「うつ症状」と酷似していることなどから、診断は難しい。 

引用元;[https://news.yahoo.co.jp/feature/1117]

少しずつ原因が解明されてきている慢性疲労症候群

「『慢性疲労症候群』は、単なる疲労の状態を示すものではありません。最近の研究では、脳の中で何らかの炎症が起きている、ということが分かってきました。それが、さまざまな症状を引き起こしている、そこに疲労のようなものも含まれている、と。原因の根っこには、免疫系の異常があると考えています。引き金はいろいろですが、特定のウイルス感染、あるいは咽頭や扁桃の炎症ですね」 

引用元;[https://news.yahoo.co.jp/feature/1117]

このような複雑怪奇なことが起こるのも人間の身体なのですよね。普段から心身に気をつけ体温をあげるように身体を温めストレスを感じたら少し休み身体の栄養になるような食事を心がけて少しでも予防していくことが大事なのかもしれません。

まとめ

鍼灸でやれることがまだあるなと感じることがあれば限界を感じるのも日常茶飯事です。そんな中で少しでも前進できる施術、悪化を食い止める施術を心がけていくこととこのような症状を理解して受け入れる社会を作っていきたいですね。