国際農業研究協議機構は、世界の農作物22種類に対する研究で、気候の変化によってとうもろこし、水稲、小麦という3種類の重要な農作物の発展途上国における作付けが減少していることを公表した。またもう1つの重要な作物であるじゃがいもが受けている影響はさらに深刻だ。

  じゃがいもは寒冷地を好むので、気温の上昇で一部の地域ではじゃがいもの作付けができなくなり、果物、なかでもバナナのほうが適するように変化しているという。じゃがいもを好んで食する人びとは今後メニューの変更を迫られるだろう。彼らはバナナ、キャッサバ、あずきなどが主食になる可能性が高い。(編集担当:米原裕子)地球温暖化でバナナがじゃがいもに変わる重要な栄養源に=英報道

うーん。確かにいろいろな資料をみると温暖化しているような気もしますが、バナナがじゃがいもに変わる栄養源になるというのはまだちょっとはっきりしないと思います。

ですが、しっかりと見守っていかないといけない問題でもありますね。やはり報道とか情報って一方だけ耳にいれていてもだめですね。自分でニュースをみて判断して感じて、全部を信じ切るのではなくてその裏で何が起こっているのか?ということに目を向けないと真実は見えてこない気がします。

▼温暖化についてまだ、判断はできない

短いスパンでみると温暖化しているようにも見えるが、1940年代から1970年代は気温は低下していたらしい。

1940年代から1970年代までの30年間、気温は下降していた。この頃、氷河期がくると騒がれ、気温の下降によって作物がとれなくなった。

 だからあまり慌てて「温暖化している」といわない方がよい。でも現代の社会は情報が速いので30年も立つとみんな昔の事は忘れてしまう。つまりあふれるような情報で私たちの頭は毎年、毎年、違うことで洗脳されているような物だからである。

 地球温暖化の原因も同じことが言える。日本ではもっぱら「二酸化炭素が犯人」と言われているが世界的には「太陽の活動が盛んになっているから」「二酸化炭素と同じ温暖化効果を示す水蒸気の量が増えているから」という説もある。だから、「もしかしたら二酸化炭素が地球温暖化の原因かも知れない」という程度にしておいた方がよいだろう。上の図でも気温の動きを示す赤の線と太陽活動を示す緑の線は、ほぼ似たような動きである。

 今度は視点を変えてもう少し長期的に見てみよう。下の図は坂口さんの論文から槌田先生が引用されたものと記憶している。槌田先生は環境問題が起こった頃、「正確にデータを見なさい」と警鐘を鳴らしていた先生で、実に偉い。私も文藝春秋で対談をしたことがあったが、誇りを感じる人だった。私もずいぶん、先生のご著書などで勉強させてもらった。これもその一つである。

 古い時代の気温は尾瀬のハイマツの花粉で測定している。現在は8%ぐらいで、ハイマツの花粉は気温が高くなると減り、寒いと増える。それを利用して気温を測定している。地球の気温はどうなってきたのか?

いずれにせよ、両方の意見をしっかりと聞いて自分で判断したほうがいいですね。信じるか信じないかはあなた次第(笑)

いろいろと言われている武田先生ですが、勉強になるブログの一つだとは思います。さて、真実はどこにあるのか。

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