皆様はお昼休みは何を食べましたか?鍼灸師の草野です。さて、本日は食事の際に噛むことの重要性とういことなのですが、私はいつも早食いで怒られていました。今でもそうです。(笑)頭では噛むことの重要性はわかっているつもりですが、今一度食事の際に噛むことの重要性についてメモしておきます。

▶噛んでいれば老化しない! 認知症を「噛む力」で治す

噛む回数は専門家によって推奨回数がバラバラではあります。例えば若返り効果を期待するなら食物を口に入れたら30回程度噛むといいです。免疫力アップを期待するなら最低でも50~70回噛むと良いとされています。いずれにしても30回から70回は噛んだほうがいいのでしょう。

唾液に含まれるホルモン

唾液に含まれる成長ホルモンの一種がパロチンです。パロチンは骨や歯の生石灰化を助ける効果、皮膚の新陳代謝を活発にする効果など、身体全体を若返らせる効果があり、肌トラブルの大きな原因の一つである肌老化の防止に役立つと言われています。

さらに皮膚の組織を正常にする働きもあり、皮膚炎の治療薬としても使われていたりもします。

EGFは、タンパク質の一種で皮膚表面の受容体と呼ばれる物質と結びついてお肌の細胞の再生を促す効果が期待できます。われわれもたまにやりますが動物が怪我をした時に傷口を舐めるのは、このEGFの効果により傷が早く治るためと考えられています。肌荒れやニキビといった肌トラブルの改善に大いに貢献してくれる成分です。

さらにEGFには、細胞の再生だけでなく新たな細胞の生成やお肌の新陳代謝を高める効果もあるのでターンオーバーを整えて美肌作りにも効果が期待できます。

「免疫力を下げてしまう」NG食事法

■よく噛むことで“活性酸素”が消える

“活性酸素”という言葉を聞いたことあるでしょうか? 『WooRis』の過去記事「コレは飲むべし!恐ろしい活性酸素を抑制する“あのジュース”の秘密」によれば、活性酸素とは“身体を酸化・さびさせる物質”なんだそうです。老化現象や生活習慣病を引き起こす原因とも考えられています。

さらに、著書によれば、

<活性酸素は免疫機能を傷害します>

とのこと。よく噛んで食べると、このおそろしい“活性酸素”を消すことができるのだとか。活性酸素を増やさないことと、免疫力アップには密接な関係があるということですね。

■活性酸素を発生させない食べ方とは?

同著のなかで藤田先生は

<噛むことで活性酸素を消去するには約30秒かかります。1回1秒、ゆっくりと計30回噛むことが必要です>

と述べています。唾液の中に活性酸素を消し去る酵素が含まれているのだそうです。

噛まずに飲み込んでいるようだと、活性酸素を消さずに体内にとりこんでいるということ。結果、体内がさびつき、老化現象を引き起こすだけでなく、免疫力も低下し、風邪を引きやすくなるなどといったことが考えられますので、噛むことを意識して食べるようにしたいものですね!

引用元 早食いしがちなら要注意!「免疫力を下げてしまう」NG食事法

ツボ
やはりよく噛んで食べるということは重要なのですね。早食いでいると血糖値もあがりやすいですし、内臓への負担をできるだけ少なくするためにもよく噛んで食べることです。今日の食事から意識して噛んで食べる習慣をつけていきましょう。

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