中医アロマ

CAL015 旬の野菜を摂りましょう

みなさんこんにちは。アロマの栗田でございます。

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いかがお過ごしでございますか?

ピーク時に比べますといくらか花びらが散ってしまった桜ですが、私の住む府中ではまだまだキレイです!

先日小金井市の桜まつりに出かけてまいりましたが、その桜の見事なこと!毎年のことながら感激です!

みなさんはお花見には出かけられましたでしょうか?

 

さて、今日は今が美味しさのピークを迎えております「たけのこ」について書いてみたいと思います。

私は昨日スーパーマーケットで泥がついたままの掘りたてのたけのこを買ってきて早速茹でて調理してみました。

半分はたけのこご飯に、そしてもう半分は豚肉と生姜で炒め煮にしてみました。たけのこは新鮮なうちに調理するのがポイントですね!大変美味しくいただきました!

 

旬の野菜たけのこ

今が旬のたけのこ。この「旬」には2つの意味があります。一つは、食材が旬を迎えますと栄養分が増え一番美味しくなるという意味、もう一つは、旬の季節に合わせて摂ると健康によいという意味です。旬の美味しさは人を助ける効能があるんですね。少しお話がたけのこから逸れますが、日本には四季があります。その時その時に応じた旬の野菜は、この四季の変化によって変わる人のバイオリズムによる身体の不調から私達の身体を助けてくれる働きを持っているんですね。季節に応じた野菜を食べることは健康を保つ秘訣なのです。

たけのこのお話に戻りますが、このたけのこ、イネ科の植物で、寒性(身体を冷やす)の食材に分類されます。

『本草綱目』という古文献には、「旬内は筍、旬外は竹」という言葉があるそうで、これは、「旬」はもともと「十日」の意味で、たけのこも十日しか美味しく食べられず、十日を越えると「竹」となるという意味だそうです。

 

たけのこの東洋医学的効能

・化痰下気(ケタンゲキ):痰を取り除き、気のめぐりをよくする

・清熱除煩(セイネツジョハン):体内にこもった熱をおさめ、イライラを解消する

最近の研究では、たけのこの食物繊維の働きによる整腸作用と、たけのこに含まれるリンの含有率から、骨を丈夫にする働きがあると言われています。

たけのこは便秘がちの「食積痰湿(ショクセキタンシツ)」の方や、熱っぽい「肝陽亢盛(カンヨウコウセイ)」の方に適しています。ただし、粗い食物繊維は胃腸に負担となり、さらに「寒性」で身体を冷やす作用があるため、胃腸の弱い方、冷え性の方、ご高齢の方、妊娠中の方は控えめに摂られることをオススメします。

→食積痰湿・・・日頃の食べ過ぎ飲み過ぎにより胃腸に消化不良があり、「痰」や「湿(余分な水分)」などの老廃物が溜まった状態

→肝陽亢盛・・・過労やストレスにより身体に余分な熱(肝熱)がこもり、いつもイライラし、怒りっぽい状態

 

たけのこの上手な摂り方

たけのこには16種類以上のアミノ酸が含まれ、そのうち6種類が必須アミノ酸です。これを十分に摂るためにはよく煮るほうが吸収がよいそうです。

 

今月のアロマ

4/17(木)、4/24(木)、4/28(月)

 

春は「肝」を病みやすい季節です。柑橘系の香りの精油やキク科の植物の精油を上手に活用し、肝の血を巡らせ元気に過ごしましょう。

ご予約をお待ちしております。

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CAL014 中医アロマと更年期について

みなさん、こんにちは。アロマの栗田でございます。

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今日は女性の更年期についてのお話です。
更年期とは、閉経前後の5年間を指します。この時期は様々な体調の変化や不調が次々に起こってきます。女性は性成熟期のピークを過ぎますと徐々に卵巣機能が低下し、それに伴い女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が激減します。そしてやがて排卵がなくなり、閉経を迎えます。女性としましてはこれはちょっぴりショッキングなことではありますが、実のところ卵巣の衰えは35歳前後から始まることをご存知でしょうか。

不調のメカニズム

排卵が不順になることで脳下垂体から下垂体ホルモンがどんどん分泌され、「頑張って排卵しなさい!」という指令が出ます。しかしながら、機能が低下した卵巣はその指令に従うことはできず、その結果、脳下垂体はどんどん指令を出し続けるという悪循環に陥ります。この脳下垂体をコントロールしているのが視床下部です。

ここは自律神経とホルモンの中枢がある重要な部分です。自律神経は体中に張り巡らされていますので、この脳下垂体の影響を大きく受けた自律神経が、身体のあちこちに次から次へと不調を招いてしまうのです。

また、更年期のこの時期は社会的なストレスも多い年代ですので、このストレスは脳の視床下部にも影響を及ぼし、何かつらいことがあると倍になって身体に跳ね返ってくるのです。

○女性ホルモン(エストロゲン)の働きとその減少で生じる症状○

・子宮に作用し月経を起こす ⇒女性ホルモン減少⇒ 生理不順

・脳の視床下部の体温調節中枢などに作用 ⇒女性ホルモン減少⇒ ホットフラッシュ

・骨を作る働きを促進 ⇒女性ホルモン減少⇒ 腰痛、関節痛、骨粗鬆症

・活性酸素除去 ⇒女性ホルモン減少⇒ 不眠、憂鬱、ホットフラッシュ、疲れ

・心臓、血管に作用 ⇒女性ホルモン減少⇒ 動悸、息切れ、肩こり

・シミのない弾力のある肌作り ⇒女性ホルモン減少⇒ シミ、たるみ

中医学的な更年期

中医学では更年期を以下の3つで説明しています。

①気血水の不足と滞り
②「肝」「腎」の機能低下
③血行不良による代謝の低下
※気血水、肝、腎につきましてはバックナンバーを参考になさってください

足りないものは補い、そして滞りは解消してあげることで、心と身体のバランスを保っていきましょう。更年期を楽に乗り切るポイントです!

タイプ別更年期対処法

症状別に更年期を笑顔で乗り切るオススメ対処法をご紹介してみたいと思います。

A. 「イライラ」タイプ: 「気」のめぐりを整え、上手にストレス解消を!
柑橘系の香りでリラックスしたり(アロマやお茶)、香り高い食材や酸味をとることで「気」を巡らましょう。

B. 「クヨクヨ」タイプ: 食事や睡眠に気をつけ、栄養ある血液をしっかりと体内に巡らせましょう!
汗のかき過ぎは禁物です。血を補う食材をお食事に積極的に取り入れ心を安定させましょう。良質の睡眠がとれるよう寝室の環境を見直してみるのもよいかもしれませんね。

C. 「生活習慣病」タイプ: 血流を改善し「お血」を解消!
血液を巡らせる「活血」作用のある食材(黒砂糖、栗、オクラ、菜の花、ニラ、レタス、パセリ、鮭、酢など)を積極的に取り入れましょう。冷えとストレスは大敵です。適度な運動を心がけましょう。

D. 「火照る」タイプ: お身体に潤いを!
黒い色の食材、ヌメリのある食材、野菜、果物を積極的に取り入れ、お身体に潤いを補給しましょう。体力を消耗しすぎないよう十分に睡眠をとりお身体を休めましょう。

E. 「冷える」タイプ: 冷えを解消し抵抗力を高めていきましょう!
入浴、運動などで血行を改善し、体温をあげていきましょう。病気には早期に対応し、進行や悪化を未然に防ぐよう心がけましょう。生野菜などは極力避け、加熱したものを食べるようにしましょう。朝はスムージーよりお味噌汁です!

今月のアロマ

4/17(木)、24(木)、28(月)

上記以外の日程をご希望されます方はお気軽にご相談くださいませ。

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CAL012 柑橘系の香りで春を気持ちよく過ごしましょう

みなさま、こんにちは。
アロマの栗田です。寒暖の差が激しい毎日ですが、みなさま体調など崩されておりませんでしょうか。

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今年もインフルエンザが猛威を振るっていますね。小学校の学級閉鎖、幼稚園の園閉鎖などを度々耳にします。みなさまの周りはいかがでしょうか。

感染から身を守るためにも、手洗いうがいはしっかりなさってくださいね。私はティートリーの精油をマスクに垂らしたり部屋に香らせたりして予防しております。

さて、今日は春間近なこの時期、「肝」によいとされる柑橘系のオイルについて、中医アロマ的視点から少し書いてみたいと思います。

「肝」は春に病みやすい・・・これはなぜでしょう。(※「肝」についてはブログバックナンバー五行のお話を参考になさってくださいね)春は樹木が土から水を吸い上げ上へ上へと枝葉を広げ太陽の光を吸収しめいっぱい成長する季節。

人の身体も春は伸びやかに過ごすことを好み強いストレスを嫌います。「肝」の働きは自律神経や目などと関係が深く、この時期の強いストレスは肝の働きを弱め精神面や目などに影響を及ぼします。怒りっぽくなったり、ちょっとのことで気分が落ち込み泣いてしまう・・・そんなことはありませんか?

中医アロマでは柑橘系やキク科のオイルなど、気のめぐりを改善し、自律神経系に働きかけるオイルでトリートメントし、ストレスや凝りを解消していきます。

春におすすめの柑橘系の香り

スイートオレンジ

 
〜仕事熱心で完璧主義な貴方のために〜

オレンジの薬効に最初に着目したのは古代中国の人々でした。乾燥させたオレンジの果皮は漢方薬の生薬として何世紀にも渡り大切にされてきのです。
この精油は消化器系に最も効果的な精油の一つとしても挙げられますが、気の流れ(「気」につきましてはブログバックナンバー気血水のお話を参考になさってください)をつかさどる「肝」に働きかけることも重要な効用の一つです。胆汁の流れを促すだけでなく、ストレスや欲求不満を和らげ、気の流れをなめらかにしてくれます。

ベルガモット

〜気持ちをリセットししっかりと前を向きたい貴方のために〜

イタリアの民間療法では大切な治療薬とされてきたベルガモット。16世紀以降には多くの植物誌に消毒薬、解熱薬として記載されるようになりました。紅茶アールグレーの香付に使用されているのは有名ですね。この精油は、冷やし、リフレッシュ、抗うつの作用があります。滞る気を解放し、循環させ、調和を取り戻すようサポートしてくれますので、ストレスによる消化器系のトラブルから不眠症や不安感、情緒不安定まで幅広く活用されます。
※このオイルには光毒性があります。塗布後12時間は紫外線に当たらないようにしましょう。

グレープフルーツ

〜ストレス過食に走ってしまいがちな貴方のために〜

冷やし、うっ滞を取り除いてくれる作用があるグレープフルーツ。この精油は「肝」の働きを整え熱を冷まし、気の流れをよくし、腸の働きを活発にすることで、緊張やイライラ、移り気(肝の働きが弱まると決断力が鈍ると言われています)、ストレス性の膨満感、便秘、吐き気などを緩和していきます。穏やかな利尿作用があり、消化器系とリンパといった水分代謝機能に働きかけ、体内の余分な水分を排泄させ脂肪分解も助けることから、ダイエットにも効果的と言われています。中医学的に、熱(身体に余計な熱をためやすい=舌は赤い)と湿(水分を溜めやすい=舌のまわりに歯型がついている、舌の苔が厚い)の体質の人は動脈硬化や高血圧を起こしやすく、レモンやメリッサの精油とともにグレープフルーツを勧められます。また、グレープフルーツのオイルには収斂作用(しゅうれんさよう=引き締める)と浄化作用もあり、脂性肌やニキビ肌にも効果的です。

※このオイルには光毒性があります。塗布後12時間は紫外線に当たらないようにしましょう。

レモン

〜心のモヤモヤをとり集中力を高めたい貴方のために〜

香り高いレモンのオイルはグレープフルーツ同様熱と湿をおさめ痰を取り去る作用があり、解毒と浄化に最も優れたオイルの一つと言われています。
血液凝固予防作用のあるこのレモンのオイルは、中医学的には「血を動かす」作用があると考えられ、血行を改善し血管を丈夫にすることで、静脈瘤、痔、鼻血に用いられます。さらに、結石溶解作用もありますので、尿路結石や胆石の除去をサポートするオイルとしても使用されます。

また、レモンのオイルは抗ウイルス作用があり、風邪や流行性感冒にも効果的で、特に黄色の痰や鼻水が出る時によいとされています。空気の殺菌にも効果を発揮しますので、感染症が流行る時期にはスプレーなどで散布するとよいですね。レモンは酸味が特徴のオイル。気持ちを鎮めて明るくし、不安感を和らげ集中力をアップさせてくれます。
※このオイルには光毒性があります。塗布後12時間は紫外線に当たらないようにしましょう。

まずは簡単なセルフケアから

鍼灸院の中医アロマトリートメントでは、お身体の状態に合ったブレンドオイルを用いてツボや経絡に働きかけていきますが、セルフケアといたしまして、トリートメントだけでなく、是非お風呂にオイルを垂らしたり、お部屋に香らせたりしてみてくださいね。香りは直接大脳に働きかけますので、ホルモン分泌などにすばやく作用していきます。特にお風呂では、鼻から脳と呼吸器に、そして肌からは有効成分を取り入れる経皮吸収を兼ね備えていますので、入浴の効果を一層高めてくれます。ぬるめのお湯での入浴は副交感神経を優位にしてくれますのでリラックス効果抜群です。

今月のアロマ

3/7(金)、3/15(土)、3/17(月)、3/27(木)
※上記以外の日程をご希望されます方もお気軽にご相談くださいませ。

花粉で頭がぼーっとする時などは鎖骨周りと頭を施術するだけで随分楽になります!
みなさまのご予約を心よりお待ち申し上げております。

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CAL008 舌を見てみよう

こんにちは。中医アロマの栗田です。

2週にわたりすごい雪でしたね!東京でこんなに雪が降るなんて・・・本当にびっくりです。
私の住む府中もだいぶ雪が積りました。…毎週雪掻きはちょっと辛いですね。
雪は止んでも、積もった雪が残り凍ってしまっているところがありますので引き続き足元には充分注意してお過ごしくださいね。

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舌を見てみよう

今日は「舌」について書いてみたいと思います。
みなさんはご自身の舌をよく見たことがありますか?実は舌にはたくさんの身体の情報が集まっているのです。舌を見るだけで血液の質や循環状況、体内の水分バランスや体力状態、内臓の健康状態などを推測することができるのです。

もともと顔には体の健康状態を表す様々なサインがあらわれますが、その中でも特に舌は体の状態がよく映し出される重要パーツとして考えられています。中医学では古くから「舌診(ぜっしん)」の重要性に着目し、特に重視してきました。健康な舌はきれいなピンク色をしていて、白くて薄い苔(舌苔:ぜったい)がうっすらと全面に均等にあり、なめらかに動きます。舌の周囲はきれいなカーブを描いています。

さて、みなさんの舌はどんな状態ですか?是非鏡などでチェックしてみてください。毎日のお身体のセルフチェックとして参考にしていただけましたら幸いです。
※飲食物の色の付着には注意してください。

舌のどこを見る?

①「色」はどんな色?
 
○赤味が強い舌・・・過労や高齢により慢性的に体液(血液以外)が不足している状態。血中の水分が減少し血液濃度が高まっています。また、高体温により血管が拡張したり、発熱などによっても赤味が強くでます。

○白っぽい舌・・・血液が薄い、いわゆる「貧血」の状態。

○紫、暗赤色・・・血液循環が悪かったり、血液が汚れている(老廃物が多い)状態。

○青っぽい舌・・・身体が冷えている状態。チアノーゼ。

②「形状」や「状態」はどんな?

○大きくて腫れぼったい舌、舌の周りに歯型がついている舌・・・体内に水分が過剰に溜まっている状態。胃腸や腎臓が弱い人、肥満傾向の人に多く見られます。

○薄くて小さい舌・・・体液が少なく、痩せていて体力がない人に多く見られます。

○舌の表面に赤い点々がある舌・・・身体に熱性の炎症がある時に見られます。

○舌の表面に亀裂がある舌・・・生まれつきの場合は特に問題ありませんが、ある時期から亀裂ができたという場合は、体液不足で身体のみずみずしさが失われている時に見られます。エイジング(老化)に伴うことが多いです。

③「動き」はどんな?

○舌の出し入れがまっすぐできない、ろれつがまわらない・・・中枢神経に問題がある場合に見られます。脳卒中の後遺症など。

○細かく震える・・・急性の病気、もしくは、貧血状態の時に見られます。

④舌の苔、「舌苔(ぜったい)」はどんな?

○白い舌苔・・・健康な状態でも見られますが、身体が冷えている時にも出ます。

○黄、褐色、黒っぽい舌苔・・・身体の熱を示しています。色が濃いほど症状は重いと考えます。黒い舌苔は、強い冷えでも現れます。

○灰色の舌苔・・・熱の場合にも冷えの場合にも出る苔なので、他の身体の症状と併せて考えていきます。

○表面が見えないほど厚い舌苔・・・重い病気があることが多いと考えられています。もしくは、体内の水分が過剰になっている状態。

○薄い舌苔・・・均等に付着している場合は正常と考えますが、冷えがある場合にも白苔が現れます。

○まだらに付着している舌苔・・・体液の不足かアレルギー体質であることが多いです。

○ネバネバしてなかなか剥がれない舌苔・・・消化器系統の機能が低下していると考えます。体内に水分が滞っている状態を表わしています。

○豆腐カスが積もったような剥がれやすい舌苔・・・食べ過ぎ、飲み過ぎからくる胃腸障害を疑います。

○舌苔がない・・・エイジング(老化)や過労によって体液が不足している状態です。

アロマで体内を整える

アロマセラピーで使用する精油には様々な効能があります。舌を始めとするお客様の様々なお身体の情報から体質をお見立てし、その時のお身体の状態にあったオイルでトリートメントし不快症状の早期改善を目指します。たとえば、こんな舌にオススメのオイルは以下のとおりです。ほんの一例ですが、参考までに。

○舌の赤味が強い → 体液を補いお身体に潤いを与え過剰な熱を鎮静していきましょう。ゼラニウム、ラベンダー、サンダルウッド、イランイランなど涼性のオイルがオススメです。

○白っぽく分厚い舌 → 余分な水分をお身体から排出し、身体に温かさを補ってあげましょう。ジュニパーベリー、シナモン、ジンジャーなど、熱性や温性のオイルがオススメです。

○紫、暗赤色の舌 → 血液を浄化し、循環をよくしてあげましょう。ローズマリー、ベルガモット、フランキンセンスなど、気血のめぐりをよくするオイルがオススメです。

通常は中医学的観点からブレンドされた5種類のオイルを使用し施術させていただいておりますが、その日の体調に合わせたお客様だけのオイルをブレンドし、そのオイルを用いて施術することもいたしております。お辛い症状が長期間にわたって継続している方、不快症状の早期改善を目指したい方、お気軽にご相談くださいませ。※事前のご予約が必要となります。

※精油を使用する際には専門家にご相談の上使用されますことをおすすめいたします。体調によっては避けたほうがよいオイルもございます。

今月のアロマ

3/7(金)、3/15(土)、3/17(月)、3/27(木)

春は緑が芽吹き、空へ向かって伸び伸びと成長する季節です。
お身体のコリや緊張を緩め、気持ちよく伸び伸び過ごしたいものですね。
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CAL009 中医アロマにおける冬季うつ

こんばんは。中医アロマの栗田です。

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冬うつについて

みなさんは「冬うつ」という言葉を聞いたことがありますか?

「季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい、英: Seasonal Affective Disorder; SAD)
ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る、脳機能障害の一種である。 季節性気分障害、季節性感情障害などともいう。

 

10〜11月ごろに憂うつな気分が始まり、2〜3月ごろに治まるというサイクルを繰り返す冬型のSADがもっとも一般的で、別名「冬季うつ病(Winter Depression)」とも呼ばれる。 倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られるのが特徴。[1]患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態であることが多い。
冬だけでなく、夏や梅雨の季節など、他の季節に発症するSADもある。夏型は食欲低下(体重減少)、不眠などの症状が出ることが多い。」引用元季節性情動障害

 

冬うつの代表的な特徴は、「過食」「過眠」。以下のようなことにお心当たりはありませんか?
●気分の落ち込み
●今まで楽しんできたことを楽しめない
●ぐったりとして疲れやすい
●活動量の低下
●眠気が強く、睡眠時間が長くなる
●食欲の亢進、特に甘いものが欲しくなる
冬うつ病の原因は、日照時間によるものであるとはっきりわかっているそうです。
冬季の日照時間が顕著に短いフィンランド、スウェーデン、アラスカなどの地域では、冬うつ病の発症率が人口の10%近くか、それ以上になっているそうです。また、初めからそれらの地域に住んでいる人よりも、それまで太陽光に恵まれた地域で暮らしてきた人が移ってきた場合の方が、より発症率が高くなることも確認されているそうです。

なぜ冬うつになるのか

日射量不足によって脳内にどのような変化が起こりうつ病になるのか、そのメカニズムははっきり解明されていないようですが、日光とその刺激によって体内に分泌されるホルモンの関係で説明されています。分泌されるホルモンは「セロトニン」と「メラトニン」。

「セロトニン」は、気分をよくする働きがあり、網膜が日光の刺激を受けることで生成されます。日照時間が短くなると「セロトニン」の量が減り、いわゆる「抑うつ気分」になりやすくなるのです。また、昼間に日光を十分に浴びると、脳の松果体という部分から、夜間に「メラトニン」が分泌され、夜眠くなります。

昼間に十分日光を浴びていないと、メラトニンが分泌されるタイミングがずれたり、分泌量が増えたりして体内時計が狂ってしまいます。体内時計の乱れは、睡眠と覚醒という生活のリズムの乱れにつながり、疲れやすい、無気力、食欲をコントロールできない、などの冬うつ病の症状が出やすくなってしまうのです。

どうやって防ぐ?冬うつ

●規則正しい生活
→三食決まった時間にきちんととりましょう。
特に朝ごはんは一日の始まりです。体温を上げていくようなものを積極的にとりたいですね。
→決まった時間に起き、寝るようにしてみましょう。朝なかなか起きられなくても、部屋を明るくし光を浴びるなどの工夫をしてみましょう。
●日光をたくさん浴びるよう心がけ、運動量を増やしましょう
→ジョギングやウォーキングなどが負担になるようでしたらまずはお部屋のお掃除などから初めてみるのはいかがでしょうか。体を動かすということを意識してみましょう。
●血液になるものを食べましょう
→脳が正常に働くためにはまずしっかりと脳に血液を送りましょう。黒い色の食材は栄養価が高いと言われています。黒い食材(黒豆、黒ゴマ、ひじきなど)、卵やナッツ類などもよいですね。

☆中医アロマでは・・・

オススメのオイルは、マンダリン、カモミールローマンといったフルーツ系オイルやキク科のオイル、そして、ネロリやイランイランといったほろ苦いお花の香りのオイルです。希釈して、手のマッサージから始めてみるのはいかがでしょうか。パートナーに背中をマッサージしてもらうのもいいですね。背骨を中心に優しく刺激し、ほぐしていくことで自律神経を整えていきましょう。

※精油の使用方法につきましてはお近くの専門家にご相談されますことをおすすめいたします。

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CAL006 中医アロマ 脾胃(消化器系)について

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そろそろお体のリズムが年末年始リズムから通常リズムにシフトしてきたころでしょうか。
お元気でお過ごしでいらっしゃいますか?

脾胃(消化器系)

本日は「脾胃(消化器系)」のことについて少し書いてみたいと思います。年末年始のご馳走疲れでお腹の調子がどうもよくない・・・といったことはありませんか?感染症も流行り始めています。免疫力をアップさせておくためにもお腹の調子がよい状態であることは大変重要です。

胃腸といえばまずは毎日のお食事。少しだけ薬膳の考え方に触れてみます。食材にはそれぞれ「酸、苦、甘、辛、鹹」といった味があります。

鹹は見慣れない漢字でしょうか。「かん」と読み、”塩辛い””しょっぱい”という意味です。また、味とともに、それぞれの食材には、「温、熱、寒、涼、平」といった性質があります。

字のごとく、温める食材、冷やす食材・・・といったことですね。

毎日の食事をバランスよく食べることで、この食材の味や性質が身体に作用し自然に調子を整えてくれます。「薬食同源(毎日の食事こそ良薬)」ですね。食欲が落ちたり、無理なダイエットなどで食事の量を減らしたりすると、こうした食材の栄養を摂ることができなくなり、体力が落ちたり、身体の各所の働きが弱くなってしまい、トラブルを引き起こします。

一般的に、食欲が落ちる原因としては、暴飲暴食、油や砂糖の多い食べ物のとりすぎ、ストレス、エイジング(加齢)や病気による衰え、冷たいもののとりすぎ、雨期の湿気・・・などなど様々な原因が考えられます。

お腹の調子が悪いなと感じたら早めに養生したいですね。年末年始の飲み過ぎ食べ過ぎに心当たりがある方は3日間ほど胃腸に負担をかけないものを中心にお食事の内容を考え、一度お腹をリセットすることをオススメします。

中医学では脾(消化器系の働き)はものを持ち上げる力、昇清機能(しょうせいきのう)があると考えられていますので、この脾を病んでしまうと、お顔や胸、お尻などが下がりたるむ原因にもなってきます。

●消化器系(脾胃)の働きを養う食材・・・米、インゲン豆、大豆製品、りんご、豚肉、白身魚、かぼちゃ、ジャガイモ、キャベツ、山芋など
※野菜は加熱しましょう。消化器系が弱っているときは、温かい飲み物、食べ物です。味付けは薄味で、辛いもの、油物は控えましょう。ストレスも大敵ですので上手に発散させましょう。
●アロマ・・・レモン、ペパーミント、パチュリ、柑橘系フルーツのオイルや料理に使うハーブのオイルもよいです

→キャリアオイルで希釈し、手のひらをお腹に密着させて、呼吸を整え、ゆっくり円を描くようにマッサージしてみましょう。

毎日の食事

毎日の食事は、
☆味や性質を考えバランスよく食べる
☆食事は規則的に!
☆身体をいたわる食べ方をする
→朝:温かく消化のよいもの
→昼:栄養をしっかりとるよう意識し、品数も多めにとる
→夜:就寝直前などはNG!早めの時間帯に済ませ胃腸の負担を軽くしてあげる

お腹の調子が今ひとつという方、是非ご相談ください。お食事の内容を一緒に見直し、エッセンシャルオイルの力で優しくお腹に働きかけていきましょう。

今月のアロマ

今月のアロマ
1/23(木)、1/30(木)

☆お顔の施術をご希望される方は事前にその旨お知らせくださいませ。
一年の始まりです!しっかりと体を整えてスタートしたいですね!!

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CAL003 中医アロマってどんなことをするの?

こんにちは。
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それでは、本日もよろしくお願いいたします。

空気が冷たく乾燥し、毎日の体調管理が難しいですね。
いかがお過ごしでしょうか。

中医アロマってどんなことをするの?

さて、今日は「中医アロマってどんなことをするの?」というご質問を受けまして、実際の施術の流れについて書かせていただこうと思います。

中医アロマとは、中医学的にお体をお見立てし、今起こっている「痛い」「辛い」症状に対し、漢方薬を処方する代わりにアロマセラピーで使用する精油を用いツボや経絡を刺激していくものです。精油にはそれぞれ薬理理論に基づき各々効能があります。

施術を始める前に・・・

○足蒸し
中医アロマの施術をお受けいただく前に、まずは足蒸しをしていただきます。
お体をしっかりと温めていただくことで施術の効果を上げていきます。

○ウォーターベッド
足蒸しでお体が温まったところで軽くお体をほぐしていきましょう。
ウォーターベッドでお体をほぐしながら、お体の状態についてお話をお聞かせください。舌の状態など拝見しながら施術に使用するオイルを決めていきます。
※足蒸しとウォーターベッドの後に温灸も組み合わせることが可能でございます。お気軽にご相談くださいませ。

アロマオイルの決定

鍼灸院で使用しているオイルは5種類です。キャリアオイルには自然の栄養たっぷりのホホバオイルを使用しております。

○リラックス・・・オレンジスイート、ベルガモット、グレープフルーツの精油をブレンドしたオイルです。このオイルは、まっすぐに伸びていく木のような性格で、ストレスを受けやすく、感情のコントロールが苦手な方に適しています。
・ストレスが原因で体調を崩しがち
・貧血やめまい
・やる気が起きず動きが鈍い
・目のトラブル(疲れ目、視力低下、充血)
・脚がつりやすい
・イライラして怒りっぽい
・首や肩の凝り
・月経痛やPMS(月経前症候群)が起きやすい
・脇腹や胸がはる

○カーミング・・・ラベンダー、イランイラン、ローズウッドの精油をブレンドしたオイルです。このオイルは、パワフルで行動的な反面、そわそわ落ち着かない、といった心の繊細さが体調に出やすい方に適しています。
・動悸、息切れ
・不安感
・血行が悪く脚が冷える
・寝付きが悪く眠りが浅い
・物忘れをしやすい
・せっかちでカーっとなりやすい
・舌に口内炎ができやすい
・胸の圧迫感や痛み
・顔が赤くなりやすく、口が渇く
・シミやくすみが気になる

○エナジー・・・レモン、ペパーミント、パチュリの精油をブレンドしたオイルです。このオイルは、おおらかで包容力があり皆に頼られる存在ですが、湿気と冷えに弱く、くよくよ悩んでしまう方に適しています。
・食欲不振、食後の膨満感
・全身の重だるさ、倦怠感
・顔に疲労感が出やすく、肌が黄色っぽい
・ストレスを感じるとお腹の調子を悪くする
・頭が重い
・口の中が粘る
・胃のつかえ、吐き気
・むくみ、軟便(泥状便、水様便)
・おりものが多い

○ディフェンス・・・ユーカリ、ティートリー、サイプレスの精油をブレンドしたオイルです。このオイルは、意志が強く、物事をやり遂げる力はありますがアトピーや呼吸器系にトラブルが出やすい方に適しています。
・色白で頬が赤い
・皮膚が弱い
・息切れしやすい
・顔や全身がむくむ
・汗かき、寝汗をたくさんかく
・咳、鼻づまり
・喉や胸の痛み
・便秘
・血便、痔

○バランス・・・ゼラニウム、ローズウッド、シダーウッドの精油をブレンドしたオイルです。このオイルは、柔軟でしなやかにどんな人にも合わせられますが、体の潤いやエネルギーを消耗しやすい方に適しています。
・手足の冷え、寒がり
・下肢のむくみ
・夜明けの下痢
・精力減退、不妊症
・骨粗鬆症
・めまい、耳鳴り
・不眠、動悸
・更年期障害
・手足、顔のほてり
・寝汗、夕方から微熱っぽい

※通常はこの5種類のオイルをご用意しておりますが、よりお体に適したオイルをその場でブレンドすることも可能でございます。ご予約の際に別途ご相談くださいませ。
オイルが決定しましたら、施術に入ります。15分単位で施術のお時間をお選びいただけます。施術箇所はお体の状態から決めていきましょう。

以上が施術までの簡単な流れとなります。

お気軽にお問い合わせください

ご不明な点、ご不安に感じられていることがございましたら遠慮なくご相談ください。
これからますます寒くなりますね。お体に潤いを与え、免疫力を高め、楽しく年末年始を過ごしたいですね。

■お問い合わせはこちら
https://www.bodybalance-labo.com/contact

おすすめ情報

12月の中医アロマの日は、
12日、18日、24日の午前中です。
一年のお疲れ、しっかりリセットしてきましょう!

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■栗田先生の中医アロマ府中本店
http://kurinaka.com/

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CAL002 中医アロマのブログスタート

こんにちは。本日より東洋医学研究所の
ブログを週に1日程度担当します。

通常は府中にて、月に何回か成城にて
アロマセラピーを担当しております。

中医アロマセラピストの栗田です。

プロフィールはこちら
https://www.bodybalance-labo.com/carearoma
それでは、本日からよろしくお願いいたします。

最近の施術で感じていること

アロマセラピーの際にカウンセリングを
させていただいておりますと、

ご自身の体質に合わない生活習慣をされている方
が多くいらっしゃいます。

例えば、お体に冷えを感じていらっしゃるのにキュウリやトマトといった生野菜を毎日たくさん召し上がる、一日2リットル以上水を飲みダイエットをしているのになかなか痩せない・・・といったことです。

生野菜はお体を冷やしてしまいますし、水を飲んでも痩せないのはご自身の体質にそのダイエット法が適していないから。水分代謝が悪いところに2リットル以上の水を飲み続けていたら、内臓にダメージを与えますし、もちろん、お体も冷やしてしまいます。

「改善」どころか逆に改善への足を引っ張ることになってしまいます。普段の生活で良かれと思ってなさっていることがお体にダメージを与えているかもしれません。お客様と一緒に生活習慣を見直し体質改善への最短ルートを見つけ、施術と生活習慣の見直しの両面から元気を取り戻すサポートをさせていただくことが大変重要と感じております。

中医アロマとはどんなの?

中医アロマとは、東洋の中国伝統医学と西洋のアロマセラピーを融合した新しい予防医学です。中医学の考えに基づき、漢方薬を処方する代わりに、アロマセラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)を使ってトリートメントをします。精油には薬理理論に基づいたそれぞれの薬効があります。

中医アロマでは、中医学的に体質の見立てをし、今起こっている不調へのアプローチ方法を決定し、その方法に沿って、ツボや経絡を刺激したり、芳香浴の精油をブレンドし、身体を内側と外側の両方から健康な状態に戻していきます。

たとえば頭痛がした時、まず、体の中の何が頭痛を引き起こしているのか、体全体を診てその中の関係性を考えます。不調が起こっている場所に対する、痛い、寒いなどの感覚に対して予防法を行うことで、不要な薬を飲まずに、ちょっとしたトラブルを解決できるのが中医学なのです。

中医学もアロマセラピーも植物療法であり、使用される生薬とハーブは植物の種類や性質もよく似ており、どちらも昔から家庭で伝えられたものです。100%植物の恵みを利用した予防医学としてイギリスでは民間療法の一つとして活用されています。

こんなときはこんなアロマおすすめ

感染症が気になるこの時期は殺菌作用のあるオイルをお部屋に香らせてみてはいかがですか?

ユーカリやティートリーは空気を殺菌して感染症からお体を守ってくれる作用があります。サイプレスは粘膜に働きかけてくれます。

人混みの多いところに出る時はマスクに1滴垂らしても効果的ですね。また、鼻が詰まって苦しいといった症状がある時は、熱湯を注いたマグカップにユーカリやティートリーのオイルを2、3滴垂らし、頭とマグカップがすっぽり入るようにバスタオルを被って吸入するのもオススメです。

ただし、咳が出ている時はその香りが刺激となり悪化させることがありますので注意が必要です。お子さま、妊婦さまの使用にも注意してくださいね。

ユーカリ(フトモモ科)・・・抗感染、免疫力UP、リフレッシュ効果
ティートリー(フトモモ科)・・・強力な殺菌効果、皮膚消毒、免疫力UP
サイプレス(ヒノキ科)・・・呼吸器、婦人科系疾患、デトックス効果
※精油を皮膚に塗布する際には必ずキャリアオイルで希釈して使用しましょう。ご使用に関してはいつでもお気軽にご相談ください!

自分でできるワンポイント中医学

この季節は「肺(皮膚を含む呼吸器系)」と「腎(婦人科、膀胱系)」にポイントをおいた食材をお食事に積極的に取り入れましょう(食養生)!

「肺」・・・辛味のある食材、白い食材  例えば大根など
「腎」・・・黒くてぬめりのある食材   例えば海藻類、きくらげなど

おすすめ情報

12月の中医アロマの日は、
12日、18日、24日の午前中です。
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