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5月病の正体は冷え性と低体温かも。あいつもやめるのか!?私も会社員時代がありまして、当時を思いおこしてみても、5月あたりから心身のバランスを崩して会社に来なくなったしまった同期が1名か2名いたような記憶があります。当時は私は身体的なことは一切何もわかっていませんでしたので、気持ちの問題で片付けていました。
うつ病の症状の裏側には対体温や冷え性が潜んでいますので、まずは身体がだるいなどの身体症状を感じたら体温を計測してみることも重要です。そして、症状が軽いうちに鍼灸院などに行くのもとても良いことです。
さて本日は五月病について興味深い記事があったのでメモしておきます。
睡眠覚醒リズムが「5月病」対策の基本
「5月病」への対策としては、ストレスをためない、連休中は気晴らしをしよう、他人と話をしようなど、ありふれたアドヴァイスがなされることが多いようです。これらの心がけも重要ですが、もっと重要な基本は、睡眠覚醒リズムを保った生活習慣です。そもそも、なぜ「5月病」であり「6月病」ではないのか。それは、日本特有の「ゴールデンウィーク」にヒントがあります。獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授の井原裕教授が、時間生物学的にも興味深い「5月病」のメカニズムを解説しています。ゴールデンウィークによる長期休暇中に、朝寝遅起きの「睡眠相後退」現象が生じるというのです。週末一日ぐらいの寝坊では、月曜日につらくても何とかリセット可能でしょうが、1週間近く体内リズムが遅くなった生活を続けていては、海外旅行に行っていたことと同じになります。
正常な睡眠覚醒リズムと睡眠相後退症候群
子どもに特に多く見られる連休中の一過性の「睡眠相後退」現象ですが、成人でも夜中にゲームやネットに没頭して昼夜逆転していれば同じことです。ジェットラグが年を取ると段々つらくなるように、体内リズムを修復する働きは年齢とともに衰えます。子どものような回復力があれば、大人の「5月病」の程度は軽くなるのかもしれませんが、無い物ねだりというものです。
ありきたりですが、ゴールデンウィーク期間中そして終了後も、生活リズムを大きく乱さないことが、体内時計など医学上の知識から確実に実行できる「5月病」対策と言えます。ある程度決まった時刻に起きて、食事をして、睡眠を取る。「言われなくてもわかっている」とお叱りを受けそうですが、この基本がなにより肝心なのです。この基本が維持できない、すなわち食欲不振や不眠などに半月以上ほぼ毎日苦しむようになり、遅刻や欠勤など社会人としての問題が続いたときに、初めて専門家の受診を考えるときだと思います。いざそのときは、受診を躊躇しないことが大切です。
余談ですが、9月の祝日を拡大して、秋の大型連休「シルバーウィーク」を取ることができる人も、増えているようです。大学の秋入学など、一年の予定が欧米型になれば、「9月病」という用語も発生してくるかもしれません。しかし、対策の基本は変わりません。生活習慣の基本に帰ることです。
「5月病」のセルフチェックとしては、現場で広く使われている標準のうつ病尺度を紹介してもいいのですが、わたしの経験から独自に作ってみた「5月病」チェックリストを載せておきます。統計的な基準はありませんが、参考にしてみてください。
次回は、実例をもとに「5月病」を重くしない心がけ、人間関係のコツなどについて解説します。引用元yahooニュース
5月病が気になる人は上記の記事を何度か読み返していただければわかると思うのですが、特に特別なことが書いている訳ではないのです。生活習慣を見直したりすればある程度の心身不調は軽い内は改善できることが多いのです。
しかし、仕事をしていれば休みを確実に休める人も多くないでしょうし、人によってストレス環境や感じ方は異なりますので仕方ない部分もあります。早めに専門家に相談することも大切でしょう。
気になる方は以下もチェック。
10個のチェックリスト
- 他人と会う、話すのが億劫で面倒くさい
- 新しい環境に合わせるのが苦手
- 過剰適応気味で、周囲に気を使いすぎる、空気を読みすぎる
- 仕事や勉強についてクヨクヨ悩むことが多い
- 生活リズムが夜型になってきた
- 朝早く目覚めるが、ベッドから出るのがつらい
- 「俺はダメだ・・・」マイナス思考から抜けられない
- 洗顔や髭剃り、化粧を怠るなど、身だしなみがだらしなくなってきた
- 通勤中の会社が近づくにつれて、腹痛や動悸など体調不良が出る
- 食事に関心がなくなり、適当に済ませるようになってきた
3個未満 現在5月病の心配はないようです
4~6個 軽い抑うつ傾向が見られます。ストレス・緊張が強い状態です。
7個以上 抑うつ傾向です。この状態が続くならば受診が必要です
引用元yahooニュース
社会にでるとあとは定年や引退するまではなんらかの形で働くようになるわけです。良いこともあれば悪いこともあることでしょう。体調が悪くてはなかなか乗り切ることができなくなりますので、心身のコンディションはベストを保てるように調整する時間を設けることも大切です。
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宮島 賢也
中経出版 2012-09-24 |