股関節を構成する重要な筋肉~腸骨筋
腸骨筋は、骨盤の中の腸骨部分に付いている筋肉です。大腰筋(背骨から両足の付け根をつなぐ筋肉)、小腰筋(大腰筋の中にあり補助的な筋肉)とともに腸腰筋とも呼ばれています。
腸骨の内側全体に付いており、小転子(足の付け根の内側の出っ張り)に停止しています。体の内側にある筋肉になるため触ることはできません。ですが、仰向けに寝た状態で、足の付け根の内側を軽く押しながら膝を曲げると筋肉の動きを少し感じ取ることができます。
働きとしては、股関節を曲げる屈曲動作と外側への回転をする外施動作です。そして、背骨を曲げたり、まっすぐとした姿勢を保つことにも係わっています。また、座ったままでの足の持ち上げや、股関節を固定している時には、上体を起こす働きもあります。
背中をまるめていくストレッチと背筋を伸ばしたままのストレッチを明確に意識して実行していきましょう。
痛みを軽く感じる部分で止めて良いです。可動域は徐々にセットを重ねるごとに徐々に広くなっていくものですからあまり気にしないこと。
呼吸は止めずゆっくりと呼吸を継続してリラックスすることです。
セットは5から10セット程度を目標にストレッチしましょう。一日にたくさんやるよりも毎日の継続の方が効果が高くなっていくことを覚えておきましょう。
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勝本 昌希
小学館 2007-11 |