当然個人差はありますが効果が出ることが多くあります。施術者として注意しないならないのは麻痺している部分や麻痺している側にお灸をする場合です。麻痺している部分には知覚鈍麻が残っていることが多いので温度が感じにくく火傷してしまう場合が考えられます。火傷すると感染症につながるケースがありますので注意が必要です。
私が脳梗塞の後遺症で悩んでいる患者さんにお灸をする場合は台座のついたお灸を使います。せんねん灸が有名ですよね。後は当院の特徴として刺さない鍼(ローラー状の鍼)でお灸のように少し熱くなる鍼の機器を使います。
ローラー鍼・ばち鍼・てい鍼
以下の動画は小児鍼といって子どもの疳の虫や夜泣き、夜尿症などに使用するのですが、子どもに限らず大人にも使います。子どもが全然痛がっていないのを見てください。
お灸と言っても昔のようにモグサに火をつけ肌に直接やることは少なくなってきていると思います。もちろん昔ながらのお灸もとても効果があるのですよ。鍼灸は熱いとか鍼というと痛いイメージばかりですが、実は刺さない鍼もありますし、さほど痛くないことが少しわかっていただけるかと思います。お灸については温灸と言って温かくて気持ちが良い物もあります。
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お灸普及の会
池田書店 2012-06-12 |