LSS001 椎間板ヘルニア・腰痛


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腰痛や肩こりには鍼灸院です。腰痛や肩こりについてあまりブログでは触れることがありませんでしたが、ホームページをリニューアルに基づきあらためてこちらにも転記してメもしておきます。

▼椎間板ヘルニア

腰椎の椎間板は椎骨と椎骨の間にあってクッション的な役割をしています。
この椎間板にはちょうど真ん中に位置した部分にゼリー状のような半液体状の髄核と、
その周囲を線維輪とで構成しています。

椎間板ヘルニアとは髄核が後方へ動いてしまい、脊柱管内にはみ出した状態を言います。

はみ出したヘルニアが神経を圧迫して、腰痛や臀部の痛み、足先にまで伝わる放散痛、シビレ、足に力が入らなくなり思うように動かせない状態を専門的に神経根性坐骨神経痛を腰椎椎間板ヘルニアと言います。

人口の1%程度に認められ20~40歳代に多く、男性が女性より2~3倍多く、原因は、加齢的な変化いわゆる腰椎症性変性に加え、ちょっとした外傷、スポーツや日常生活での捻挫や打撲などや長時間同じ姿勢を強いられる作業スポーツ傷害などが原因となることが多いです。

来院するきっかけとなった患者さんの中には重いものを持った際、風邪や花粉症時の「くしゃみ」などをきっかけに発症することもあります。

最近の研究では、遺伝的要因や喫煙が腰椎椎間板ヘルニアの発生に大きく影響しているという結果も出てきています。

起こり易い部位、好発部位は第4腰椎と第5腰椎の間、第5腰椎―第1仙椎の間の椎間板が最も多いとされています。

症状は腰痛や臀部の痛み、

足先にまで響き渡る痛み(放散痛)、シビレ、間欠性跛行(数10m~数100m歩行時に足に痛みやシビレが現れ、少しの時間休まないと歩行できない状態などです。

進行すると運動麻痺がおこり足に力が入らなくなったり、直腸膀胱障害と言って尿や便の排出に異常を来たす状態になることもあります。

診療時の検査時にはSLRテスト(仰向けの状態で膝を伸ばして足を持ち上げ、痛みで足の挙上が困難となるかどうかを判断するテスト)陽性、腱反射異常、知覚障害、筋力低下などを認めます。

レントゲン検査では椎間板がつぶれて、狭くなった状態を認められることがあります。

病院に行けば、診断は診察とレントゲンで判明することが多いですが、確定的な診断を下すためにMRIや脊髄造影、椎間板造影、神経根造影などが必要となる場合もあります。

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