HWN007 春こそ休肝日が必要なワケ


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深夜になってしまいました。春というと何かと季節の変わり目ということでいろいろと飲む機会も増えるわけです。そんな時私のようなひとり経営者みたいな感じだと日程調整できたりしますが、会社勤めのサラリーマンやOLの方はそうもいかないのが現実だと思います。新しい職場との人間関係でストレスや疲労もたまりやすいですし また、プライベートでも家族サービスやお花見などで疲れてしまっている人がこれからGW直前まで増えそうです。 春のストレスや疲労は、肝臓機能を悪化させる要因となります

▼肝臓の身体における役割
人間の五臓六腑。この中でも肝臓は沈黙の臓器ともいわれていますがいったい肝臓は普段どんなことをしているかというと、肝臓・胆嚢の主な働きとして、『 気・血・体液 』 の流れを整えています。 これを東洋医学では疏泄 ( そせつ ) 作用 と言いますが肝臓は消化吸収の促進 / 精神・情緒のバランスも整っていると東洋医学では考えます。疏泄作用や( 速やかに気血を運ぶ )そして肝の働きの2つめの血液を貯え全身各部位に血流を程よく供給する蔵血作用のバランスが崩れると

● 脇部の張痛 
● イライラ 
● 抑鬱感 
● 生理痛 
● 喀血 
● 食欲減退
● 下痢 
● 口が苦い
● めまい 
● 手足のしびれ 
● 筋肉の痙攣 
● 生理不順 
● 吐血 etc

などの症状があらわれます。

▼それでなぜ春こそ休肝日が必要なの?
『人生の幸せは肝臓で決まる』などの著書がある九段クリニック理事長の阿部博幸先生が以下のようなことをおしゃっております。

「たとえば、コレステロールは夏より冬のほうが数値が上がりやすいですし、血糖値も上がります。体重も、内臓脂肪も増えやすい。それが春になると、自然界の植物が芽吹いてやがて花咲くように、人間も太陽の温度差や気候変動の影響を受けて、体がアクティブに変化します」。たしかに、厚い冬服のまま、春を過ごす人はいない。冬の間、溜め込んだ脂肪を解消するため、肝臓の大事な機能のひとつである“代謝”が活発に働きだすのだ。

 「肝臓に蓄えられていたエネルギー源、つまり内臓脂肪をエネルギーに変える活動が活発になってきます。それだけでも肝臓に負担がかかっているところに、アルコールを飲んだり、人事異動などのストレスが重なるので、春は肝臓に不利な時期なんですよ」。つまり、春は飲酒しない人にとっても疲れやすい季節で、そこに暴飲暴食が重なる、肝臓にとってダブルパンチ、だったのである。
引用元特集:春。このダルい季節をどう乗り切る?

このようにみてくるとなんとなく皆様も納得したり、ああそうだったのかとか腑に落ちることが多いと思います。そして、春先は身体がだるいばかりではなく、ぎっくり腰も多くなりますので身体の変化によく留意していただき、調子が悪ければぜひ鍼灸や整体をご利用になることをおすすめいたします。

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