忙しいが口癖の人はストレスが多いはずです。ストレスがほどよい状態の場合はやる気もあるので少々のストレスには負けることはありません。みなかなり無理をしています。そして少し疲れを感じるようになります。
まだ、大丈夫。
そんなふうに言い聞かせて身体をムチをうち仕事に精を出します。するとごく一部の人はだんだんと疲労が蓄積してきて、身体のどこかに痛みを感じたり不調を感じたりするようになります。ここまでは多くの人が経験していることかも知れません。
しかし、ストレスに心身が負けてしまうところまでいくと頭痛や吐き気、腹痛をともなう便秘下痢。身体が動かない。または、うつなどの心疾患にまでおよぶ場合があります。気をつけましょう。
今日はストレスを減らすちょっとした方法をメモしておきます。
1. ひとつのタスクに完全に集中して下さい
複数のタスク間を行き来するストレスの多いモードから自分を切り替え、そのひと時はその他のことを忘れて、ひとつのタスクを行います。ひとつのタスクに没頭し、手早く終わりにしなくてはならない、次のタスクに行かなくてはならないという感覚を忘れるようにします。次のタスクというものは常に存在します。果てしなく続く、というのがタスクの本質なのです。したがって、それら他のタスクは、後にまわしましょう。まるでそれがあなたの全てであるかのように、ひとつのタスクだけに集中するのです。
2. 理想を見据え、物事をコントロールするのをやめます
ストレスの原因はあなたの恐怖心であり、あなたの仕事や家族の問題のような外的要因ではありません。それらの外的要因はあなたの人生の一部分ですが、失敗を恐れたり、他人が自分を嫌うのを恐れたり、自分が力不足だと恐れたり、見捨てられるのを恐れたりすると、それらはストレスの素となってしまいます。
この恐怖心は、自分自身の理想に基づいています(そしてその理想に満たないことをあなたは恐れているのです)。その理想とは自分は成功する、完璧である、皆自分を好きである、常に心地よい、など自分で描いているイメージです。これらの理想は、あなたが実際にはコントロールできないこの世界を、コントロールするひとつの方法ではありますが、結果として恐怖心やストレスを生み出し、それにより自分自身が傷つくことになります。代わりに、コントロールするのをやめるのです。カオスと不確実性を受け入れ、物事は上手くいくと信じるのです。そうすれば、あなたの恐れが軽減され、ストレスも少なくなるでしょう。
3. 他人を受け入れ、微笑みます
私たちは他人が自分の理想に合わなかったり、予想していた行動に反した事をされると、他人に不満を抱いてしまいます。代わりに、他人をありのままに受け入れ、他人もあなたと同じく不完全であり、幸運を追い求め、必死に探しているということを認識します。彼らはベストを尽くしているのです。彼らを受け入れ、微笑み、その人とのひと時を楽しむようにします。
4. 軽く散歩をします
物事に対してストレスを感じているときは、2~3分の散歩をして頭の中をすっきりさせます。軽い散歩は、時として魔法のように効きます。
5. 短い間、気づきの訓練をします
気づきの恩恵をこうむるには、何も30分間瞑想する必要はありません。10秒間、手短に体全体に意識を向けます(あなたの体がどのように今感じているかを観察します)。あるいは30秒間、自分の息に意識を集中したり、1分間、自分の思い、恐れ、理想を見据えます。自分の体、脚、息、周囲の環境などに意識を向けながら歩いても良いでしょう。これらの気づきの訓練は、1日を通してそれぞれの種類を少しずつ行うことができます。
これらの事をした後にまだ少し時間がある場合、他にもいくつかお勧めしたいことがあります。ToDoリストにある不要なタスクを削除する、他人にNoと言うことにより自分の義務を減らす、5分間瞑想する習慣をつける、より健康的に食べる、運動の習慣をつける、愛する人と質の高い時間を過ごす、睡眠の量を増やす、紅茶を飲む、などです。
多くの人は不健康な方法でストレスに対処していると言わざるを得ません―アルコール、たばこ、ドラッグ、不健康な食事、他人を叱責する、テレビを見る、先延ばしにする、などです。皮肉なことに、これらはさらにストレスを生み出します。それよりむしろ、<リンク始>これらの支え無しで、ストレスを対処すること<リンク終>を覚えるべきです。
The Busy Person’s Guide to Reducing Stress|Zen Habits
Leo Babauta(原文)引用元http://www.lifehacker.jp/2014/04/140402the_busy_persons_guide_to_reducing_stress.html
あまり体調が悪くならないように早めにかかりつけの病院の先生に相談したり、鍼灸院などの東洋医学的なアプローチができる先生に相談したりすることをおすすめします。ひどくなるとちょっとやそっと薬を飲んでも効果がなかったり、または長期間に及び薬をのむことになってしまうこともあります。薬の力はたまに借りることは悪くありませんが、長期間となると副作用の心配もあります。そんなときは早めに鍼や灸で心身のバランスを整えることもおすすめです。ぜひ一度ご相談ください。
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田中康夫 後藤 修司
日本実業出版社 2010-01-28 by G-Tools |