最近にちょっと気になっていることについて書いてみます。鍼灸師として多くの人の痛みや不調を治すんだという決意で臨みながらあらためて患者さんとの協力体制は絶対不可欠なのです。当の本人が生活習慣を改善したり、いまある症状を軽減するために努力をしてもらわないとなりません。私が向き合える時間の1回の治療で70分前後。できるだけのこの時間に有効な刺激をいれることを第一に施術にあたっています。
最近では患者さんが悪いわけではありませんが、痛みや不調をかかりつけていた病院、かかりつけていた整体(国家資格のない整体)かかりつけていた鍼灸院・整骨院。そして薬、サプリメントや栄養補助食品に原因があったから自分の症状は軽減しないと言っているのを聞きます。
それも多少はあるでしょう。しかし、自分の生活習慣はどうなのでしょうかと聞いてみると体調を崩すまでは夜中の2時まで仕事をしていたとか薬をたくさん飲むだけで副作用についてはほどんど知らなかったという人がいます。
それは、自分でしてきたことです。このような生活習慣を直さないかぎり身体に出ている痛みや不調は治りません。
健康な身体は自ら創造するもの
私の時間管理の師匠・メンターである大橋悦夫さんからメールでとても的を得ているなと思った文章があったのでシェアいたします。
名案、特に切羽詰まった時に渇望するそれは、その場しのぎ、あるいは
付け焼き刃になりがちです。つまり、今はよくても、いずれ同じピンチに見舞われることになるのです。
食事にたとえるとわかりやすいでしょう。
・毎日三度の食事を同じ時間に欠かさずとり、
・バランスの取れた食材と適切な分量を守り、
・寝る前3時間はいっさい食べものを口にしない。こういった「規律」を守ることは、実に地味で地道なものです。
でも、この積み重ねが「健康」という
最終結果につながっています。病気になってから、こうした規律を守り始めても
手遅れなのです。注射を打つなり、薬を飲むなり、あるいは手術を受けるなり、
何らかの「名案」が必要になります。それは多くの場合、普段の規律を守るのに比べて
お金の面でも時間の面でも割高になります。■大橋悦夫さんのtwitter
https://twitter.com/shigotano■大橋悦夫さんのブログ
http://cyblog.jp/modules/weblogs/author/ohashi
仕事が大切。お金が大切。もちろん両方とも大切です。しかし、健康体でなければ両方を失うことになるんです。そして、副作用のある薬を飲み続ければ体調は悪くなるのです。やめなければ健康になるのには時間がかかるのです。これは、本当にわかっていただきたいことです。仕事やお金が大切ならば失う前に健康を大切にしてください。
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大橋 悦夫
日本能率協会マネジメントセンター 2007-08-23 |