みなさま。ご無沙汰してしまいました。鍼灸師の草野です。9月はいろいろな面で見直しをはかり10月はその実行をしている最中です。それでも、もう今日は7日。一週間は早いですね。びっくりするほどです。1日を計画建てて過ごさないとすぐに過ぎてしまいますので、今週は週初めの目標を実行できるようにしていきます。
右利き、左利きを決定する遺伝子
最近は私は治療で全体像を診る治療をしているつもりが、全体ではなく患者さん訴える痛いところだけに目を向けてしまっている気がしていました。東洋医学の良いところは全体像をよく診て治療にあたるところです。
たとえば、腰痛ひとつとっても西洋医学的は鎮痛効果のある薬を処方したり、腰に電気を流したりする局所的な治療になりますが。鍼灸ではお腹をみたり、頚をみたり、はたまた手をみたり、腰ではない部分を施術していくこともよくあります。
さらに、当院では以前はよく、身体の右側から施術していくのか左側から治療をしていくのかを重視していました。これは本当に意識して治療するのと治療しないのでは大違いなのです。この理由はいろいろとあるのでしょうが、以下のような記事があったのでメモしておきます。
オックスフォード大のウィリアム・ブランドラー率いる研究チームは、3300人の被験者に利き手を決める作業をしてもらい、そのゲノムのうち10万個以上の共通の変異を調べた。PCSK6という遺伝子が利き手の決定に強く関係していることを特定した。この遺伝子は、体が発達する過程で、心臓は左とか、肝臓は右といった左右の違いを決めるのに重要な役割を果たしている。例えばマウスのこの遺伝子を壊すと、体の間違った場所に臓器ができてしまうという。引用元http://karapaia.livedoor.biz/archives/52140832.html
右利き、左利きのどちらかであるということは無意味にそうなったわけでなく遺伝子が関係しているかも知れないとのこと。おそらく、そうだと思います。そうであるならば、心身の左右のバランスが崩れることで身体上にいかなる状態が出てもおかしくないのではと鍼灸師として感じました。
みなさまには、身体のちょっとした変化、不調、痛みなどは身体のなんらかの警告であったりすることが多いので、見逃さないことが重要ですね。
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