CLM073 体罰か指導か


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大阪市立桜宮高校の生徒(17)が体罰を受けた後に自殺した事件がありました。子を持つ親としては本当に辛い事件です。しかし、今いったい何が学校の現場で起こっているのか。

私は高校大学とラグビーをやってきました。その中で先生に殴られた記憶はありません。先生が殴ったのを見た事があるのは2回だけです。しかもその状況は周囲でみていても殴られても仕方ない行為だったと覚えています。先生も殴る時は二三発程度です。それでも、師弟関係の信頼関係が構築されていたと思うので特にひどい問題に発展することはなかったです。

この生徒は30回から40回たたかれたと親に言っていたそうです。いったいどうなってんだこの先生は。これは指導を通り過ぎているだろうに。数発ならまだしも顔が腫れ上がるほど殴るなんて教育の現場ではありえないと思います。

教育の現場だけでない。何か日本がおかしい。この感覚はなんなのか。こういう事件があるから感じただけなのか。それとも地震などの天変地異が迫っているのか。政治がおかしいのか。何かすこし歯車が狂った日本。ここいらで大人は全力で日本を取り戻す行動をしないとならない。そんな気がしています。

何かゲーム感覚で人と接していないだろうか。先生は何か勘違いしていないだろうか。男子生徒をなぜ仲間は救ってあげられなかったのか。そのときチームメイトはどうしていたのか。

もう済んだことだから言っても生き返るわけではありませんが、この生徒の死を無駄にしてはいけません。みなで対策をしっかりと考えて行動にしていきましょう。

生徒や先生だけの問題ではない。親だけの問題でもない。体育会系だけの問題でもない。みなで解決していこう。

One for all all for one

▼以前処分のバレー部顧問も体罰=市教委に報告せず—大阪

大阪市立桜宮高校2年のバスケットボール部主将の男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題に関連し、市教育委員会は10日、以前生徒に体罰を加え、停職処分を受けた同校バレーボール部顧問の男性教諭が昨年11月にも、生徒の頭を平手で2度たたいたことがあったと発表した。佐藤芳弘校長らはこうした行為を把握、体罰に当たると認識しながら、市教委に報告していなかった。 

[時事通信社]引用元:以前処分のバレー部顧問も体罰=市教委に報告せず—大阪

本当に愛があったのか。信頼関係があったのか。先生、よく胸に手をあてて考えてみてください。

亡くなった生徒のご冥福をお祈りいたします。

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