CLM058 ライフログをつけて生活習慣を変える。


photo credit: Daniel*1977 via photopin cc

記録をつけると健康になります。ライフログを付け始めると自分の健康状態やモチベーションなども記憶による情報でなく事実として自分の今の状態が把握できるようになります。これはとても重要なことです。たとえばダイエットにしても成功しない人の共通点は食っているという事実です。

しかし、その人に聞くと(私も含めて)そんなに食べていないんだけど。という答えが返ってきます。その、「そんなに食べていないんだけど」という基準が曖昧すぎるのです。自分の過去と比べてなのか人様と比べて言っているのか?それすらはっきりとわかりません。だからこと記録をつけるのです。

記録をつけ始めると本当に変わります。病気などで不調ならばそれを変えるきっかけになります。自分の豊かな時間をなんとか作り出したい人も今の時間の使い方を感覚的なことでなくて事実を把握できます。

▼記憶はふつう悪い方に歪む

私達が「覚えている」ことというのは、歪曲が施されています。いろいろな歪曲がありますが、中でも特徴的なものの1つに、「非常にネガティブな体験は記憶に残りやすい」ということがあります。

これについてはいくどか説明しましたが、簡単にいうと「悪い体験を繰り返さないため」です。記憶は役に立つためにあります。イヤな体験は、生命体として、避けるべきです。ですからイヤな記憶は残りやすいのです。

一方で、わりとどうでもいい体験は忘れられやすくなります。99回のニュートラルな体験と、1度のイヤな体験があれば、1度のイヤな体験が鮮明に記憶に残ります。いくらニュートラルだったからといっても、まさか99度の体験全部忘れてしまうわけがありませんが、そちらは忘れがちなので、9回くらいになります。

ある会社に勤めていたとして、100日に99日はどうでもいいようなことで、1日だけイヤなことがあったとすると、10日に1度くらいはとてもイヤなことがあったように思うものです。バイアスがかかるというのはそういうことです。

しかし日々の記録の蓄積があれば、「この記憶は正しくない」ということを、根拠をもって自分に言い聞かせられます。100日に1度のイヤなことが「失敗」であったとすれば、自分には、感覚の10倍の自信を持っていいことが、データから分かります。

平均的な人は、実際に起こったことよりは悪いことがよく起こると感覚的に思うわけですから、記録によって自信を持つことが出来るわけです。平均よりも悲観的な人であれば、ましてやです。記憶はふつう悪い方に歪む

1日嫌なこと,1回でも嫌なことに直面したり経験すると人間はそちらに目が行きうまくいっていることも忘れてしまうのです。だから、記憶に頼らず記録にたよって良いこともたくさんあることに気づくことが大切なのです。そこに気づけるようになると慢性の痛みや不調も治りやすい状態になっていきます。そうなれば、仕事も私生活ももっとうまくいくと思います。

ぜひ、ライフログをスタートしてみてください。

▼おすすめ

いつも三日坊主のあなたが続ける人になる50の方法
いつも三日坊主のあなたが続ける人になる50の方法 佐々木 正悟

中経出版 2011-04-08
売り上げランキング : 156617

Amazonで詳しく見る by G-Tools

先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)
先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫) 佐々木 正悟

中経出版 2011-11-26
売り上げランキング : 1307

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください