CLM010 何回で治るのか?

CLM010 何回で治るのか?
まずはストレスとセロトニン神経について

さて、本題です。何回で治るのか?これは本当によく聞かれることの一つです。およそだいたいの症状についてはどれくらいで解消するか検討はつきます。しかしながら検討がつかないというか長期間かかることもあります。ではどんな状態が何回で治るか判断がつきにくいか鍼灸師としての意見を書いてみたいと思います。

▼治るまでに長期間かかりそうなケース

1,症状が出始めてからかなり時間が経過していること。これは、痛み始めてからできるだけ早く対処をしたほうがいいともいえます。捻挫、打撲などのスポーツや日常生活の動作中に痛めた場合は一刻も早く適切な処置をするようにしてください。

2,病気などを抱えていてお薬を数種類飲んでいる人は治りが遅い傾向にあります。これはやはり同じ痛みでもいろいろな要素が入り交じってしまっているからです。お薬を飲む必要がある病気が直接原因している場合もありますが、間接的に影響をしている場合もあります。

3,性格や考え方が治りを遅くさせている場合があります。これはなかなか言いにくいことでもあるのですが、前向きな方は痛みが残存しても昨日よりは良いとか、治療をした後は幾分良いと感じたり、またそう考える人です。一方で何事にもネガティブで少しでも痛みが残っていると以前よりは痛みは楽になっていてもまだ痛いと思う人は治りにくい傾向にあります。また、そのようなネガティブな考えをする人に限ってなかなか治りにくいパターンの症状や病気になってしまうことが多く見受けられます。

▼ストレスが痛みを引き起こす

ストレスは本当に恐ろしいです。捻挫や打撲をしていなくても、怪我をしたときと同じように急激に痛みだしたりすることもあります。また、仕事のストレスにより寝違えのように捻ったわけでもないのに痛くて動かなくなることもあります。このようなことは本当に身体に起こっていることなのです。現代人のように理論、理屈で物事を理解することが多くなってくるとこれからはもっと原因不明の痛みや不調が増えてくると思います。

▼生活習慣を見直しましょう。

痛みや不調で悩んでいる人はいろいろな原因が考えられるとは思います。しかしながら以下のような原因しか考えられない場合は一度冷静に生活を見直してみましょう。

1,自分の病気、痛みや不調が治らないのは薬が効いていないからだ。

2,また治療など自分の症状に適切でなく効果がないからだ。

3,すべては仕事や環境が悪い。

▼<自分でできることはないか?

病気などが原因の痛みや不調に対して自分ができることは何があるか考えてみてください。

1,規則正しい生活を送っているか?
2,バランスのよい食生活をしているか?
3,適度な運動と睡眠はとれているのか?

これらだけでも見直してみてください。何かできることがあるはずです。

▼あらためていいたいことは?

現代社会ではパソコンや携帯電話がないと仕事が成り立たなくなっています。このような環境では目は疲れるし、座り放しでは身体に良いわけがありません。だからといって全員が同じような過酷な環境で働いても病気や腰痛、肩こりで悩むわけではありません。深刻な症状になる前に早めに専門家に相談することが大切です。

▼病院だけでなく鍼灸師やカウンセラーにも相談してみよう

ぜひ、病院でのお薬に頼り切りにするだけでなく、身体面の不調であれば鍼灸師などに相談することも良いことだと思います。また、職場の人間関係や仕事上の悩み、家族の悩みなどがひとりでは解決できない悩みになる前にカウンセラーに相談することもとてもよい解決方法の一つです。治るのはあなた自信の治癒力と免疫力です。人任せにせず自ら心身の声に傾けて健康管理をしてみてください。

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