中医アロマセラピー

CAL016 肝の季節です

みなさん、こんにちは。アロマの栗田です。

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寒暖差の激しい毎日が続いていますね。みなさまお変わりございませんか?

今日は春の養生法について書いてみたいと思います。

 

中医学では「春は肝を病みやすい」と言われています。

中医学でいうところの「肝」とは、いわゆる西洋医学でいうところの肝臓と近いものがありますが、中医学ではもう少し広い概念で捉えています。西洋医学が身体を解剖学的に分類していますが、中医学では身体を内臓の働き、つまり、生理機能的に分類しています。この肝、血液の貯蔵や再生、身体の生理機能をつかさどるといった点では西洋医学と類似しています。中医学ではさらにこの肝の機能が低下すると目や爪に影響が出やすく、ストレス過敏になり、さらには顔色が青白くなると言われています。

 

自覚症状をチェック

 

当てはまる症状はいくつありますか?

 

1. 感情が高ぶりやすい(怒る、泣くなど)

 

2. 生理前後の不快症状が辛い(PMS)

 

3. 寝付きが悪い

 

4. 眠りが浅い、度々夢を見る

 

4. 眠りが浅い、度々夢を見る

 

6. 便秘と下痢を繰り返している

 

7. 目が疲れている、視力が落ちたような気がする

 

8.  筋肉がこわばる、肩こり、こむら返りがある

 

9. 爪が欠けやすい

 

9. 爪が欠けやすい

 

11. 顔に青筋が出ている

 

12. 鼻血が出やすい

 

13. 涙が出やすい

 

14. 舌の裏の静脈がふくれ上がっている

 

15. 涙が出やすい

 

 

肝のトラブルはどこに出る?

 

肝臓は血液を蓄えるとともに血液を解毒して栄養を与えています。

人の身体は毎日この肝に蓄えられた血液、「肝血(かんけつ)」によって支えられています。

肝にトラブルが発生するとその障害がよく目に現れてきます。

また、ストレスは肝臓の負担を増やし、浄化活動にも影響を与えます。顔色が青っぽくなったり、静脈が浮き上がったりするのはこの浄化活動が上手くいっていないことが原因しているかもしれません。また、筋肉が固くこわばったり、爪が薄くなり欠けやすくなることもあります。

 

今から始める改善法

 

1. リフレッシュと睡眠

 

肝はストレスとのかかわり合いが深い臓器です。精神的なストレスは胃腸にも影響を及ぼします。

イライラ、うつうつするなと感じたら、気持ちをリフレッシュ!感情を上手にコントロールできるようになるといいですね。

好きな音楽を聞いたり、映画を観たり、散歩に出かけたり、ご自身にあったリフレッシュ法で気分転換をしましょう!アロマもいいですよ!

お好きな香りをスプレーにして持ち歩いたり、ディフューザーで香らせたり。香りは大脳に直接働きかけてくれますので即効性もあります。

さらに、肝がしっかりと血液を浄化できるよう、夜11時から2時の間(これをゴールデンタイムと呼びます)は熟睡していたいですね。7〜8時間の睡眠は取りたいところです。

 

2. 血になるものを食べる

 

肝が正常に働くためには血液を増やすことも大切です。

一年を通してこの肝にトラブルを抱えやすい人は造血作用のあるものをしっかりと食べることを心がけてください。

 

☆造血作用のある食べ物とは・・・にんじん、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、レバー、はまぐり、しじみなどの貝類

 

適度な酸味は肝の働きを良くし、身体の疲れ、目の疲れをとり、イライラ感を抑えてくれます。眠りを深くする作用もあるんですよ。

 

3. 無理せずおだやかに過ごす

 

春は自然のエネルギーが高まる季節。人の身体も同じく活発に活動を開始するため肝はフル稼働になります。肝を働かせすぎると疲労となって身体にあらわれてきますので、無理のないペース配分で生活することを心がけたいですね。

 

今月のアロマ

 

4/24、4/25、4/30

 

※上記以外の日程でご希望ございましたらお気軽にご相談くださいませ。

 

アロマセラピーは「緊張と興奮」「疲労感」「抗うつ感」「不安感」を軽減させ「爽快感」を向上させます。

5月病対策にも是非ご活用ください。

みなさまのご予約、心よりお待ちしております。

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CAL015 旬の野菜を摂りましょう

みなさんこんにちは。アロマの栗田でございます。

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いかがお過ごしでございますか?

ピーク時に比べますといくらか花びらが散ってしまった桜ですが、私の住む府中ではまだまだキレイです!

先日小金井市の桜まつりに出かけてまいりましたが、その桜の見事なこと!毎年のことながら感激です!

みなさんはお花見には出かけられましたでしょうか?

 

さて、今日は今が美味しさのピークを迎えております「たけのこ」について書いてみたいと思います。

私は昨日スーパーマーケットで泥がついたままの掘りたてのたけのこを買ってきて早速茹でて調理してみました。

半分はたけのこご飯に、そしてもう半分は豚肉と生姜で炒め煮にしてみました。たけのこは新鮮なうちに調理するのがポイントですね!大変美味しくいただきました!

 

旬の野菜たけのこ

今が旬のたけのこ。この「旬」には2つの意味があります。一つは、食材が旬を迎えますと栄養分が増え一番美味しくなるという意味、もう一つは、旬の季節に合わせて摂ると健康によいという意味です。旬の美味しさは人を助ける効能があるんですね。少しお話がたけのこから逸れますが、日本には四季があります。その時その時に応じた旬の野菜は、この四季の変化によって変わる人のバイオリズムによる身体の不調から私達の身体を助けてくれる働きを持っているんですね。季節に応じた野菜を食べることは健康を保つ秘訣なのです。

たけのこのお話に戻りますが、このたけのこ、イネ科の植物で、寒性(身体を冷やす)の食材に分類されます。

『本草綱目』という古文献には、「旬内は筍、旬外は竹」という言葉があるそうで、これは、「旬」はもともと「十日」の意味で、たけのこも十日しか美味しく食べられず、十日を越えると「竹」となるという意味だそうです。

 

たけのこの東洋医学的効能

・化痰下気(ケタンゲキ):痰を取り除き、気のめぐりをよくする

・清熱除煩(セイネツジョハン):体内にこもった熱をおさめ、イライラを解消する

最近の研究では、たけのこの食物繊維の働きによる整腸作用と、たけのこに含まれるリンの含有率から、骨を丈夫にする働きがあると言われています。

たけのこは便秘がちの「食積痰湿(ショクセキタンシツ)」の方や、熱っぽい「肝陽亢盛(カンヨウコウセイ)」の方に適しています。ただし、粗い食物繊維は胃腸に負担となり、さらに「寒性」で身体を冷やす作用があるため、胃腸の弱い方、冷え性の方、ご高齢の方、妊娠中の方は控えめに摂られることをオススメします。

→食積痰湿・・・日頃の食べ過ぎ飲み過ぎにより胃腸に消化不良があり、「痰」や「湿(余分な水分)」などの老廃物が溜まった状態

→肝陽亢盛・・・過労やストレスにより身体に余分な熱(肝熱)がこもり、いつもイライラし、怒りっぽい状態

 

たけのこの上手な摂り方

たけのこには16種類以上のアミノ酸が含まれ、そのうち6種類が必須アミノ酸です。これを十分に摂るためにはよく煮るほうが吸収がよいそうです。

 

今月のアロマ

4/17(木)、4/24(木)、4/28(月)

 

春は「肝」を病みやすい季節です。柑橘系の香りの精油やキク科の植物の精油を上手に活用し、肝の血を巡らせ元気に過ごしましょう。

ご予約をお待ちしております。

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CAL014 中医アロマと更年期について

みなさん、こんにちは。アロマの栗田でございます。

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今日は女性の更年期についてのお話です。
更年期とは、閉経前後の5年間を指します。この時期は様々な体調の変化や不調が次々に起こってきます。女性は性成熟期のピークを過ぎますと徐々に卵巣機能が低下し、それに伴い女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が激減します。そしてやがて排卵がなくなり、閉経を迎えます。女性としましてはこれはちょっぴりショッキングなことではありますが、実のところ卵巣の衰えは35歳前後から始まることをご存知でしょうか。

不調のメカニズム

排卵が不順になることで脳下垂体から下垂体ホルモンがどんどん分泌され、「頑張って排卵しなさい!」という指令が出ます。しかしながら、機能が低下した卵巣はその指令に従うことはできず、その結果、脳下垂体はどんどん指令を出し続けるという悪循環に陥ります。この脳下垂体をコントロールしているのが視床下部です。

ここは自律神経とホルモンの中枢がある重要な部分です。自律神経は体中に張り巡らされていますので、この脳下垂体の影響を大きく受けた自律神経が、身体のあちこちに次から次へと不調を招いてしまうのです。

また、更年期のこの時期は社会的なストレスも多い年代ですので、このストレスは脳の視床下部にも影響を及ぼし、何かつらいことがあると倍になって身体に跳ね返ってくるのです。

○女性ホルモン(エストロゲン)の働きとその減少で生じる症状○

・子宮に作用し月経を起こす ⇒女性ホルモン減少⇒ 生理不順

・脳の視床下部の体温調節中枢などに作用 ⇒女性ホルモン減少⇒ ホットフラッシュ

・骨を作る働きを促進 ⇒女性ホルモン減少⇒ 腰痛、関節痛、骨粗鬆症

・活性酸素除去 ⇒女性ホルモン減少⇒ 不眠、憂鬱、ホットフラッシュ、疲れ

・心臓、血管に作用 ⇒女性ホルモン減少⇒ 動悸、息切れ、肩こり

・シミのない弾力のある肌作り ⇒女性ホルモン減少⇒ シミ、たるみ

中医学的な更年期

中医学では更年期を以下の3つで説明しています。

①気血水の不足と滞り
②「肝」「腎」の機能低下
③血行不良による代謝の低下
※気血水、肝、腎につきましてはバックナンバーを参考になさってください

足りないものは補い、そして滞りは解消してあげることで、心と身体のバランスを保っていきましょう。更年期を楽に乗り切るポイントです!

タイプ別更年期対処法

症状別に更年期を笑顔で乗り切るオススメ対処法をご紹介してみたいと思います。

A. 「イライラ」タイプ: 「気」のめぐりを整え、上手にストレス解消を!
柑橘系の香りでリラックスしたり(アロマやお茶)、香り高い食材や酸味をとることで「気」を巡らましょう。

B. 「クヨクヨ」タイプ: 食事や睡眠に気をつけ、栄養ある血液をしっかりと体内に巡らせましょう!
汗のかき過ぎは禁物です。血を補う食材をお食事に積極的に取り入れ心を安定させましょう。良質の睡眠がとれるよう寝室の環境を見直してみるのもよいかもしれませんね。

C. 「生活習慣病」タイプ: 血流を改善し「お血」を解消!
血液を巡らせる「活血」作用のある食材(黒砂糖、栗、オクラ、菜の花、ニラ、レタス、パセリ、鮭、酢など)を積極的に取り入れましょう。冷えとストレスは大敵です。適度な運動を心がけましょう。

D. 「火照る」タイプ: お身体に潤いを!
黒い色の食材、ヌメリのある食材、野菜、果物を積極的に取り入れ、お身体に潤いを補給しましょう。体力を消耗しすぎないよう十分に睡眠をとりお身体を休めましょう。

E. 「冷える」タイプ: 冷えを解消し抵抗力を高めていきましょう!
入浴、運動などで血行を改善し、体温をあげていきましょう。病気には早期に対応し、進行や悪化を未然に防ぐよう心がけましょう。生野菜などは極力避け、加熱したものを食べるようにしましょう。朝はスムージーよりお味噌汁です!

今月のアロマ

4/17(木)、24(木)、28(月)

上記以外の日程をご希望されます方はお気軽にご相談くださいませ。

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CAL013 脳に働きかけるアロマセラピー

こんにちは、アロマの栗田です。

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寒さの中にも春を感じる日が日に日に増えてきましたね。花々の開花も楽しみになってまいりました。みなさまお変わりございませんか?

今日は予防医学としてのアロマセラピーについて触れてみたいと思います。

脳に働きかけるアロマセラピー

近年、現代の西洋医学では治りにくい、または、予防しにくい病気や症状にアロマセラピーが有効であるという研究が次々に発表されているそうです。なぜ「香り」がそのような病気や症状に有効なのでしょうか。大きな理由として、「香りは脳に直接働きかける」ということが挙げられています。

身体のお辛い症状を解決するためには2つの方法があります。一つは傷など、患部そのものを治すことです。病院に行きますとお医者様が治療してくださることですね。そして、もう一つは、脳に働きかけるということ。なぜ脳に働きかけることが症状の解決となるのか。それは、私達が痛みや不快さを脳で感じているからなのです。

アロマで脳に働きかける

精神神経疾患では、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内伝達物質の分泌の乱れ、そして、女性特有の症状では、脳が調整しているホルモン分泌の乱れが原因として挙げられます。

また、「痛い」などの生体反応は脳が患部から送られた神経系の電気信号を脳がキャッチすることで引き起こされることはみなさんご存知のことと思います。精油の「香り」の情報は鼻を通って直接脳に伝達されますので、脳で起こっていることが原因となる不調や不快症状に効果ありということはイメージしやすいのではないでしょうか。

また、現代人の病気や不調はストレスが原因していることが多く、このストレスの緩和もアロマセラピーが最も得意とするところです。さらに、私達がいつも元気でいられるよう体温や血液の状態といった体内環境の恒常性を保ってくれているのは脳の視床下部というところですが、「香り」の情報はここまで届いていきます。

視床下部はさらにその後ろの脳幹にむかって神経が投射し、自律神経の元となる神経細胞を調整していますので、「不調や病気の予防」といった点からもアロマセラピーは有効であると考えられています。

病気は「治す」から「予防する」へ

未病とは、病気というほどではないけれどなんとなく調子が悪く健康ではない状態のことをいいます。そう、病気になる一歩手前、黄色信号転倒の状態ですね。アロマセラピーはこの未病にも有効に働きます。

現代の西洋医学ではどうしても「治療」が主流になってしまい、予防への意識付けが希薄になりがちです。ですが、私達はもっと「病気にならない身体づくり」や「病気の予防」にも目を向けていくべきではないかと私は思っております。

たとえば、ストレスは免疫力を低下させ病気になりやすい身体を作り上げてしまいます。アロマセラピーの精油の芳香成分はストレスによって乱れる交換神経と副交感神経のバランスを調整し、ホルモンバランスや神経伝達物質の調節もサポートしてくれますので、免疫力低下を防ぐことで病気になりにくい状態を作っていくことが期待できます。

また、アロマセラピーの精油、たとえば、ティートリーには強力な殺菌力が認められており、大気中に香らせるだけで細菌やウイルスを破壊し、風邪やインフルエンザの予防として大変有効に働いてくれます。

好きな香りを使って病気を予防したり、未病の芽を摘むことができるということもアロマセラピーの大きな魅力の一つだと思います。予防医学としてのアロマセラピーの重要性は今後ますます高まっていくと言われています。みなさんも是非生活の中に香りの力を取り入れ、より快適な毎日をお過ごしください!

今月のアロマ

3/15、17、27、28
今月オススメのオイルは柑橘系フルーツの香りwoodブレンドです。爽やかな酸味のきいた香りでお身体を伸びやかにケアしていきましょう。ご予約をお待ちしております。

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CAL012 柑橘系の香りで春を気持ちよく過ごしましょう

みなさま、こんにちは。
アロマの栗田です。寒暖の差が激しい毎日ですが、みなさま体調など崩されておりませんでしょうか。

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今年もインフルエンザが猛威を振るっていますね。小学校の学級閉鎖、幼稚園の園閉鎖などを度々耳にします。みなさまの周りはいかがでしょうか。

感染から身を守るためにも、手洗いうがいはしっかりなさってくださいね。私はティートリーの精油をマスクに垂らしたり部屋に香らせたりして予防しております。

さて、今日は春間近なこの時期、「肝」によいとされる柑橘系のオイルについて、中医アロマ的視点から少し書いてみたいと思います。

「肝」は春に病みやすい・・・これはなぜでしょう。(※「肝」についてはブログバックナンバー五行のお話を参考になさってくださいね)春は樹木が土から水を吸い上げ上へ上へと枝葉を広げ太陽の光を吸収しめいっぱい成長する季節。

人の身体も春は伸びやかに過ごすことを好み強いストレスを嫌います。「肝」の働きは自律神経や目などと関係が深く、この時期の強いストレスは肝の働きを弱め精神面や目などに影響を及ぼします。怒りっぽくなったり、ちょっとのことで気分が落ち込み泣いてしまう・・・そんなことはありませんか?

中医アロマでは柑橘系やキク科のオイルなど、気のめぐりを改善し、自律神経系に働きかけるオイルでトリートメントし、ストレスや凝りを解消していきます。

春におすすめの柑橘系の香り

スイートオレンジ

 
〜仕事熱心で完璧主義な貴方のために〜

オレンジの薬効に最初に着目したのは古代中国の人々でした。乾燥させたオレンジの果皮は漢方薬の生薬として何世紀にも渡り大切にされてきのです。
この精油は消化器系に最も効果的な精油の一つとしても挙げられますが、気の流れ(「気」につきましてはブログバックナンバー気血水のお話を参考になさってください)をつかさどる「肝」に働きかけることも重要な効用の一つです。胆汁の流れを促すだけでなく、ストレスや欲求不満を和らげ、気の流れをなめらかにしてくれます。

ベルガモット

〜気持ちをリセットししっかりと前を向きたい貴方のために〜

イタリアの民間療法では大切な治療薬とされてきたベルガモット。16世紀以降には多くの植物誌に消毒薬、解熱薬として記載されるようになりました。紅茶アールグレーの香付に使用されているのは有名ですね。この精油は、冷やし、リフレッシュ、抗うつの作用があります。滞る気を解放し、循環させ、調和を取り戻すようサポートしてくれますので、ストレスによる消化器系のトラブルから不眠症や不安感、情緒不安定まで幅広く活用されます。
※このオイルには光毒性があります。塗布後12時間は紫外線に当たらないようにしましょう。

グレープフルーツ

〜ストレス過食に走ってしまいがちな貴方のために〜

冷やし、うっ滞を取り除いてくれる作用があるグレープフルーツ。この精油は「肝」の働きを整え熱を冷まし、気の流れをよくし、腸の働きを活発にすることで、緊張やイライラ、移り気(肝の働きが弱まると決断力が鈍ると言われています)、ストレス性の膨満感、便秘、吐き気などを緩和していきます。穏やかな利尿作用があり、消化器系とリンパといった水分代謝機能に働きかけ、体内の余分な水分を排泄させ脂肪分解も助けることから、ダイエットにも効果的と言われています。中医学的に、熱(身体に余計な熱をためやすい=舌は赤い)と湿(水分を溜めやすい=舌のまわりに歯型がついている、舌の苔が厚い)の体質の人は動脈硬化や高血圧を起こしやすく、レモンやメリッサの精油とともにグレープフルーツを勧められます。また、グレープフルーツのオイルには収斂作用(しゅうれんさよう=引き締める)と浄化作用もあり、脂性肌やニキビ肌にも効果的です。

※このオイルには光毒性があります。塗布後12時間は紫外線に当たらないようにしましょう。

レモン

〜心のモヤモヤをとり集中力を高めたい貴方のために〜

香り高いレモンのオイルはグレープフルーツ同様熱と湿をおさめ痰を取り去る作用があり、解毒と浄化に最も優れたオイルの一つと言われています。
血液凝固予防作用のあるこのレモンのオイルは、中医学的には「血を動かす」作用があると考えられ、血行を改善し血管を丈夫にすることで、静脈瘤、痔、鼻血に用いられます。さらに、結石溶解作用もありますので、尿路結石や胆石の除去をサポートするオイルとしても使用されます。

また、レモンのオイルは抗ウイルス作用があり、風邪や流行性感冒にも効果的で、特に黄色の痰や鼻水が出る時によいとされています。空気の殺菌にも効果を発揮しますので、感染症が流行る時期にはスプレーなどで散布するとよいですね。レモンは酸味が特徴のオイル。気持ちを鎮めて明るくし、不安感を和らげ集中力をアップさせてくれます。
※このオイルには光毒性があります。塗布後12時間は紫外線に当たらないようにしましょう。

まずは簡単なセルフケアから

鍼灸院の中医アロマトリートメントでは、お身体の状態に合ったブレンドオイルを用いてツボや経絡に働きかけていきますが、セルフケアといたしまして、トリートメントだけでなく、是非お風呂にオイルを垂らしたり、お部屋に香らせたりしてみてくださいね。香りは直接大脳に働きかけますので、ホルモン分泌などにすばやく作用していきます。特にお風呂では、鼻から脳と呼吸器に、そして肌からは有効成分を取り入れる経皮吸収を兼ね備えていますので、入浴の効果を一層高めてくれます。ぬるめのお湯での入浴は副交感神経を優位にしてくれますのでリラックス効果抜群です。

今月のアロマ

3/7(金)、3/15(土)、3/17(月)、3/27(木)
※上記以外の日程をご希望されます方もお気軽にご相談くださいませ。

花粉で頭がぼーっとする時などは鎖骨周りと頭を施術するだけで随分楽になります!
みなさまのご予約を心よりお待ち申し上げております。

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CAL011 中医アロマで考える女性の身体

こんにちは、中医アロマの栗田です。みなさんお変わりありませんか?

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今日は中医アロマの視点から女性の身体について考えてみたいと思います。

女性の身体は7の倍数で節目を迎える

約2000年前に書かれた中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性の身体は7の倍数で節目を迎える」と記されています。この7という数字、実は女性ホルモンによる月経や妊娠、更年期のサイクルとほぼ一致しているのです。

7の倍数で変わる女性のリズム

 0歳・・・誕生
 7歳・・・乳歯が永久歯に生え変わる・髪の量が増える
14歳・・・初潮が訪れ生殖系統の発育が盛んになる・背が伸びる
21歳・・・女性としての成熟期
28歳・・・身体機能、性機能のピーク
35歳・・・生理機能と性機能の衰えが始まる
42歳・・・女性ホルモンの分泌量が減少する・白髪や抜け毛も気になるようになる
49歳・・・閉経を迎える時期

28歳前後のピーク時は「腎」のエネルギーが高く、子どもを授かれば身体が強くて賢い子が産まれると言われています(※「腎」についてはブログのバックナンバー五行の考え方についてのブログを参考になさってください)。ちなみに男性は8の倍数で節目を迎えると言われています。

基本的な女性の養生法

中医学では基本的な女性の養生法を、10代は「腎」を補い生命力を高め、20代〜30代は「肝」の気血の流れをよくし、40代〜50代は衰えてきた腎を再度補うこととしています。ちょっと難しい言葉ですが、「腎」補うことを「補腎(ほじん)」、「肝」の気血の流れをよくすることを「疎肝(そかん)」と言います。自分にあった養生法をとることで、エイジング(老化)の曲線はゆるやかにしていくことができます。楽しく素敵に一年一年を過ごしていきたいですね。

    10代・・・補腎
20代〜30代・・・疎肝
40代〜50代・・・補腎

補腎のためのエッセンシャルオイル

☆ゼラニウム・・・身体に潤いを与え、ホルモンバランスを整えることで心身の健康を取り戻していきます

 

☆ローズウッド・・・リラックス効果と活性化の作用を併せ持ち、シワを伸ばしお肌に潤いを与えるなど美肌効果も高いオイルです

☆シダーウッド・・・免疫力や生殖機能を高め月経リズムを整えます 老化肌、乾燥肌、抜け毛や白髪に効果的です

☆疎肝のためのエッセンシャルオイル

☆ベルガモット・・・リラックス作用と清熱作用がもっとも高いとされるオイルで、滞った「気」を流し抑圧された感情を解きほぐし「心」を鎮めて情緒を安定させる効果があります

☆スイートオレンジ・・・「気」を補いそして流し、「肝」を強くしてくれます 消化促進にも効果的なオイルです

☆カモミールローマン・・・「肝」の「血」を補い「気」の流れをよくしてくれます 全身に栄養を行き渡らせ、肌を潤していきます 目の疲れにも効果的なオイルです

 

ほんの一例ですが、一番手に入りやすく実用的なオイルを上記にご紹介してみました。補腎、疎肝に効果的なオイルはまだまだたくさん種類があります。

単独で使用されるのもよいですし、ブレンドしてご自身のオリジナルオイルとして使われるのもとてもよいと思います。是非参考にしてみてくださいね。私のほうでブレンドのアドバイスもさせていただきます!お気軽にお問い合わせくださいね。

※オイルの使用に際してはお近くの専門家に相談されますことをおすすめいたします。体調によっては使用を控えたほうがよいオイルもございます。

3月のアロマ

3月7日㈮、3月15日㈯、3月17日㈪、3月27日㈭
※上記以外のお日にちをご希望の方はお気軽にご相談くださいませ。

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CAL008 舌を見てみよう

こんにちは。中医アロマの栗田です。

2週にわたりすごい雪でしたね!東京でこんなに雪が降るなんて・・・本当にびっくりです。
私の住む府中もだいぶ雪が積りました。…毎週雪掻きはちょっと辛いですね。
雪は止んでも、積もった雪が残り凍ってしまっているところがありますので引き続き足元には充分注意してお過ごしくださいね。

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舌を見てみよう

今日は「舌」について書いてみたいと思います。
みなさんはご自身の舌をよく見たことがありますか?実は舌にはたくさんの身体の情報が集まっているのです。舌を見るだけで血液の質や循環状況、体内の水分バランスや体力状態、内臓の健康状態などを推測することができるのです。

もともと顔には体の健康状態を表す様々なサインがあらわれますが、その中でも特に舌は体の状態がよく映し出される重要パーツとして考えられています。中医学では古くから「舌診(ぜっしん)」の重要性に着目し、特に重視してきました。健康な舌はきれいなピンク色をしていて、白くて薄い苔(舌苔:ぜったい)がうっすらと全面に均等にあり、なめらかに動きます。舌の周囲はきれいなカーブを描いています。

さて、みなさんの舌はどんな状態ですか?是非鏡などでチェックしてみてください。毎日のお身体のセルフチェックとして参考にしていただけましたら幸いです。
※飲食物の色の付着には注意してください。

舌のどこを見る?

①「色」はどんな色?
 
○赤味が強い舌・・・過労や高齢により慢性的に体液(血液以外)が不足している状態。血中の水分が減少し血液濃度が高まっています。また、高体温により血管が拡張したり、発熱などによっても赤味が強くでます。

○白っぽい舌・・・血液が薄い、いわゆる「貧血」の状態。

○紫、暗赤色・・・血液循環が悪かったり、血液が汚れている(老廃物が多い)状態。

○青っぽい舌・・・身体が冷えている状態。チアノーゼ。

②「形状」や「状態」はどんな?

○大きくて腫れぼったい舌、舌の周りに歯型がついている舌・・・体内に水分が過剰に溜まっている状態。胃腸や腎臓が弱い人、肥満傾向の人に多く見られます。

○薄くて小さい舌・・・体液が少なく、痩せていて体力がない人に多く見られます。

○舌の表面に赤い点々がある舌・・・身体に熱性の炎症がある時に見られます。

○舌の表面に亀裂がある舌・・・生まれつきの場合は特に問題ありませんが、ある時期から亀裂ができたという場合は、体液不足で身体のみずみずしさが失われている時に見られます。エイジング(老化)に伴うことが多いです。

③「動き」はどんな?

○舌の出し入れがまっすぐできない、ろれつがまわらない・・・中枢神経に問題がある場合に見られます。脳卒中の後遺症など。

○細かく震える・・・急性の病気、もしくは、貧血状態の時に見られます。

④舌の苔、「舌苔(ぜったい)」はどんな?

○白い舌苔・・・健康な状態でも見られますが、身体が冷えている時にも出ます。

○黄、褐色、黒っぽい舌苔・・・身体の熱を示しています。色が濃いほど症状は重いと考えます。黒い舌苔は、強い冷えでも現れます。

○灰色の舌苔・・・熱の場合にも冷えの場合にも出る苔なので、他の身体の症状と併せて考えていきます。

○表面が見えないほど厚い舌苔・・・重い病気があることが多いと考えられています。もしくは、体内の水分が過剰になっている状態。

○薄い舌苔・・・均等に付着している場合は正常と考えますが、冷えがある場合にも白苔が現れます。

○まだらに付着している舌苔・・・体液の不足かアレルギー体質であることが多いです。

○ネバネバしてなかなか剥がれない舌苔・・・消化器系統の機能が低下していると考えます。体内に水分が滞っている状態を表わしています。

○豆腐カスが積もったような剥がれやすい舌苔・・・食べ過ぎ、飲み過ぎからくる胃腸障害を疑います。

○舌苔がない・・・エイジング(老化)や過労によって体液が不足している状態です。

アロマで体内を整える

アロマセラピーで使用する精油には様々な効能があります。舌を始めとするお客様の様々なお身体の情報から体質をお見立てし、その時のお身体の状態にあったオイルでトリートメントし不快症状の早期改善を目指します。たとえば、こんな舌にオススメのオイルは以下のとおりです。ほんの一例ですが、参考までに。

○舌の赤味が強い → 体液を補いお身体に潤いを与え過剰な熱を鎮静していきましょう。ゼラニウム、ラベンダー、サンダルウッド、イランイランなど涼性のオイルがオススメです。

○白っぽく分厚い舌 → 余分な水分をお身体から排出し、身体に温かさを補ってあげましょう。ジュニパーベリー、シナモン、ジンジャーなど、熱性や温性のオイルがオススメです。

○紫、暗赤色の舌 → 血液を浄化し、循環をよくしてあげましょう。ローズマリー、ベルガモット、フランキンセンスなど、気血のめぐりをよくするオイルがオススメです。

通常は中医学的観点からブレンドされた5種類のオイルを使用し施術させていただいておりますが、その日の体調に合わせたお客様だけのオイルをブレンドし、そのオイルを用いて施術することもいたしております。お辛い症状が長期間にわたって継続している方、不快症状の早期改善を目指したい方、お気軽にご相談くださいませ。※事前のご予約が必要となります。

※精油を使用する際には専門家にご相談の上使用されますことをおすすめいたします。体調によっては避けたほうがよいオイルもございます。

今月のアロマ

3/7(金)、3/15(土)、3/17(月)、3/27(木)

春は緑が芽吹き、空へ向かって伸び伸びと成長する季節です。
お身体のコリや緊張を緩め、気持ちよく伸び伸び過ごしたいものですね。
みなさまのご予約をお待ちしております!

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CAL009 中医アロマにおける冬季うつ

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冬うつについて

みなさんは「冬うつ」という言葉を聞いたことがありますか?

「季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい、英: Seasonal Affective Disorder; SAD)
ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る、脳機能障害の一種である。 季節性気分障害、季節性感情障害などともいう。

 

10〜11月ごろに憂うつな気分が始まり、2〜3月ごろに治まるというサイクルを繰り返す冬型のSADがもっとも一般的で、別名「冬季うつ病(Winter Depression)」とも呼ばれる。 倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られるのが特徴。[1]患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態であることが多い。
冬だけでなく、夏や梅雨の季節など、他の季節に発症するSADもある。夏型は食欲低下(体重減少)、不眠などの症状が出ることが多い。」引用元季節性情動障害

 

冬うつの代表的な特徴は、「過食」「過眠」。以下のようなことにお心当たりはありませんか?
●気分の落ち込み
●今まで楽しんできたことを楽しめない
●ぐったりとして疲れやすい
●活動量の低下
●眠気が強く、睡眠時間が長くなる
●食欲の亢進、特に甘いものが欲しくなる
冬うつ病の原因は、日照時間によるものであるとはっきりわかっているそうです。
冬季の日照時間が顕著に短いフィンランド、スウェーデン、アラスカなどの地域では、冬うつ病の発症率が人口の10%近くか、それ以上になっているそうです。また、初めからそれらの地域に住んでいる人よりも、それまで太陽光に恵まれた地域で暮らしてきた人が移ってきた場合の方が、より発症率が高くなることも確認されているそうです。

なぜ冬うつになるのか

日射量不足によって脳内にどのような変化が起こりうつ病になるのか、そのメカニズムははっきり解明されていないようですが、日光とその刺激によって体内に分泌されるホルモンの関係で説明されています。分泌されるホルモンは「セロトニン」と「メラトニン」。

「セロトニン」は、気分をよくする働きがあり、網膜が日光の刺激を受けることで生成されます。日照時間が短くなると「セロトニン」の量が減り、いわゆる「抑うつ気分」になりやすくなるのです。また、昼間に日光を十分に浴びると、脳の松果体という部分から、夜間に「メラトニン」が分泌され、夜眠くなります。

昼間に十分日光を浴びていないと、メラトニンが分泌されるタイミングがずれたり、分泌量が増えたりして体内時計が狂ってしまいます。体内時計の乱れは、睡眠と覚醒という生活のリズムの乱れにつながり、疲れやすい、無気力、食欲をコントロールできない、などの冬うつ病の症状が出やすくなってしまうのです。

どうやって防ぐ?冬うつ

●規則正しい生活
→三食決まった時間にきちんととりましょう。
特に朝ごはんは一日の始まりです。体温を上げていくようなものを積極的にとりたいですね。
→決まった時間に起き、寝るようにしてみましょう。朝なかなか起きられなくても、部屋を明るくし光を浴びるなどの工夫をしてみましょう。
●日光をたくさん浴びるよう心がけ、運動量を増やしましょう
→ジョギングやウォーキングなどが負担になるようでしたらまずはお部屋のお掃除などから初めてみるのはいかがでしょうか。体を動かすということを意識してみましょう。
●血液になるものを食べましょう
→脳が正常に働くためにはまずしっかりと脳に血液を送りましょう。黒い色の食材は栄養価が高いと言われています。黒い食材(黒豆、黒ゴマ、ひじきなど)、卵やナッツ類などもよいですね。

☆中医アロマでは・・・

オススメのオイルは、マンダリン、カモミールローマンといったフルーツ系オイルやキク科のオイル、そして、ネロリやイランイランといったほろ苦いお花の香りのオイルです。希釈して、手のマッサージから始めてみるのはいかがでしょうか。パートナーに背中をマッサージしてもらうのもいいですね。背骨を中心に優しく刺激し、ほぐしていくことで自律神経を整えていきましょう。

※精油の使用方法につきましてはお近くの専門家にご相談されますことをおすすめいたします。

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CAL008 中医アロマと花粉症

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寒暖差の激しい毎日が続いていますね。みなさま、お変わりございませんか?
こんな時期は体のバリア機能が低下し、感染症などの外敵を体内に入れやすくなります。
手洗いうがいはもちろんのこと、睡眠をしっかりととり、こまめに水分補給をし「潤い」を意識して過ごしましょう。
「乾く=バリア機能低下」です!

さて、今日は花粉症について書いてみたいと思います。
花粉症は植物の花粉により起こるアレルギー性の病気で、原因となる植物は様々で、遺伝的体質、住環境、食生活などの様々な要因が重なって起こります。 春の花粉症はスギ、秋はブタクサ、ヨモギがよく聞かれますね。

花粉症とは?

人間の体には体に有害な物質が進入したときに、それを排除しようとする働き(免疫反応)があります。本来これは体にとって有益な反応ですが、この反応がアレルゲン(花粉)に対し過剰な反応を起こしつらい症状を引き起こします。これが花粉症の辛い症状がでるしくみです。アレルギー性鼻炎と花粉症は基本的に同じですが、ダニやハウスダストなどによるものが一年中であるのに対し、花粉症はアレルゲンとして認識される花粉が飛ぶ季節だけに症状がでます。代表的な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みです。花粉症は子どもやお年寄りには比較的少なく、働き盛りの年代に多いのも特徴のひとつです。これはアレルギー症状がストレスとも関係が深いことを示しています。

中医学的な見地からの花粉症

中医学的に、花粉症はバリア機能の低下、つまり「気」の不足によって引き起こされると考えます。五行では、鼻水が出たりくしゃみが出たりすることからも「肺(はい)=呼吸器」の疾患と考えますが(ブログバックナンバー、五行、五臓六腑の考え方も参考になさってくださいね)、肺の親にあたる「脾(ひ)=消化器系」、肺の子どもにあたる「腎(じん)=泌尿器、生殖器」が弱いことも多いと言われています。以前、ペットボトルの普及増加に伴い花粉症も増加しているという話を聞いたことがあります。これはコンビニエンスストアや自動販売機で冷たいペットボトル飲料が簡単に手に入るようになったことで知らず知らずのうちに「脾(ひ)=消化器系」を痛めつけている人が増加しているということを意味しています。腎は症状が慢性化することと関係があります。

花粉症は「乗り切る」から「症状が出ない体へ」

花粉の季節になると「そろそろ花粉が飛びそうだから耳鼻科でお薬もらわなくちゃ」というお話を耳にします。花粉症の症状は本当に辛いですし、その症状に対する対策は大変重要です。しかしながら、やはり理想は、「花粉症から永久に解放される」ことではないでしょうか。花粉の飛ぶシーズンはそのお辛い症状に対する「対症療法」に、そしてそれ以外の季節は是非「根本療法」に力を注いてみてください。体力アップのために定期的に適度に運動すること、規則正しい生活を送ることも日頃からできる根本療法のひとつです。お食事面でも、体の弱点を補ってくれるような食材を積極的に取り入れ、コンビニや外食に頼らずご自身で調理することもしかりです。

まずはお身体の弱点を見つけること。今年はしっかりと腰を据えて体質改善してみませんか?

アロマの活用

花粉症の辛い症状は主に首から上ですね。キャリアオイルで希釈した精油を使って、頭、顔、首、鎖骨周りに塗布してみましょう。軽くマッサージしてみるものオススメですし、精油をお風呂に垂らし香らせてみるのもオススメです。

「症状への活用」

●水っぽい鼻水がダラダラ・・・ティートリー、ユーカリグロブルス、パインニードルなど

●熱っぽくぼーっとする・・・サイプレス、フランキンセンス、ペパーミントなど(冷湿布にし顔に当てるなどするのもよいです)

「体質改善への活用」

☆風邪をひきやすい、皮膚が弱い → ティートリー、ユーカリグロブルスなど呼吸器系に効果的なオイルで手や腕をマッサージ。お食事面では、白くて辛味のある食材を取り入れてみましょう。(大根など)

☆胃腸が弱い、疲れやすい → ペパーミント、レモンなど消化器系に効果的なオイルで足の表面をマッサージ。お食事面では、黄色くて甘みのある食材を取り入れましょう。(かぼちゃ、さつまいもなど)

☆いつも病気になると治りにくい、耳鳴りがする、足腰の冷えが強い → ジュニパーベリー、ローズウッドなど膀胱、生殖器に効果的なオイルで足の裏面、腰回りをマッサージ。お食事面では、黒くてぬめりのある食材を取り入れましょう。(海藻、きくらげなど)

※精油のご使用に際しては専門家に相談されますことを強くおすすめいたします。

2月のアロマ

2/13(木)、14(金)、15(土)、25(火)、28(金)ご予約をお待ちしております。

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CAL007 中医アロマ 血(けつ)のお話

こんばんは。中医アロマの栗田です。

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インフルエンザ、流行ってきましたね。乾燥は免疫力を低下させますので「潤い」を意識してお過ごしください。まずはこまめに水分補給です。さて、今日は血(けつ)について書いてみたいと思います。「婦人は血をもって本となす」という言葉が中医学にはあるそうです。

これは女性の美と健康の源は「血」にあるということを意味しています。月経や出産を経験する女性はどうしても血を消耗しやすく不調も起こりやすくなります。
血の主な働きは、全身に栄養を運ぶこと。この働きによって身体の臓器や筋肉、目などに栄養が行き渡り健康な状態が保たれます。

また血は「潤い」を体に与え、精神を安定させるといった働きも担っています。疲労感、月経トラブル、ドライアイ、情緒不安定、不眠・・・これらはまず血液の不足によって引き起こされるのではないかと考えられます。

では、血はどのようにして作られるのか。血は主に胃腸(脾胃)が消化吸収する栄養素を元に作られます。そのため体内の血を十分に養うためにはまず胃腸を元気にしてしっかり栄養をとることを心がけたいですね。

女性の体は、月経、出産、授乳などを通じ、一生涯に渡って血と関わっていきます。つまり、血を消耗しやすい生き物なのです。
ですので、当然、冷え、乾燥、情緒不安定といったトラブルも起こしやすいのです。
毎日のちょっとしたケアで血を十分に補い、体の内側からの美と健康を意識していきたいですね。
●胃腸をいたわる(☆前週のブログ記事、「脾胃」のお話も是非参考になさってください)
●血の流れをスムーズに

血を養う食養生

☆甘みのあるもの、黒い色の食材
→甘みとは穀物の甘みを意味し胃腸を元気にしてくれます。黒いものは栄養価の高い証!質の高い血を養います。
ex.ナッツ類、ほうれん草、黒ごま、黒豆、黒砂糖、きなこ、レバー、鮭、豚肉、さつま芋、かぼちゃ、くこの実、なつめ・・・など

アロマケア

ラベンダー、イランイラン、オレンジスイート、サンダルウッド、ゼラニウム、ローズオットー
※イランイランは使用濃度に注意しましょう。妊娠中はゼラニウム、ローズオットーの使用は避けたほうがよいでしょう。精油を使用する際にはお近くの専門家にご相談されますことをおすすめいたします。

今月のアロマ

1/30

2月のアロマ

2/6 、13、14、15、20、25、28
皆様のご予約、お待ちしております!お顔や頭皮のケアはより深く心身をリラックスさせ緊張状態から解放してくれます、!