AUP002 うつの原因の一つ、筋肉・関節のバランス


photo credit: Pink Sherbet Photography via photopin cc

うつで悩んだことがあるひとも少なくないと思います。その結果、休職に追い込まれたり、家族や人間関係が崩壊したということを聞くことも少なくありません。当院がなぜ火曜日と木曜日にカウンセラーのたかむれ先生にきていただくようになったのかを少しずつブログでも書いていこうと思います。
最初に言っておきます。突発的な怪我なども心身のバランスが崩れることが原因で引き起こしていることが8割以上あります。

▼身体からのアプローチ
鍼灸院には多くの腰痛や肩こりで悩んでいる人が来院されます。さらに鍼灸院はほとんどが自由診療であるため、来院される患者さんの多くがいろいろと薬とか治療をしてきたけれどなかなか改善しなかったので「鍼」を試しにきたという人です。いわゆる慢性の症状です。こういった場合はほとんどが冷え性と低体温が原因です。時間をかけて温熱療法と鍼灸整体で根本から治療していくことで治療効果をあげております。しかし、慢性で悩んでいる人はすぐに治療が必要になることが多く、なぜ繰り返し治療が必要かを毎回説明しております。

▼なぜ、定期的に治療、整体が必要なのか?
それはほとんど生活環境にあります。身体に悪いからと言って仕事を変えることはほとんど人ができないと思います。ということはいったん治療で身体の調子がノーマルポジションに戻ったとしても、環境により筋肉関節のバランス崩れるのです。ですから、その時にまた腰痛や肩こりを感じ「あーこれは治らないのですか?」と思う人が慢性の症状を抱えている人のほとんどが同じことをいいます。ですが、治らないのではないのです。環境に耐える身体にするための定期メンテナンス、ピットイン的な存在が治療であり整体なのです。

▼心にかかるストレスも最大の敵
そして、鍼灸院の患者さんの多くがなんらかの心理面のストレスを抱えています。自覚している人もいれば、ストレスはわかっているし感じているけど解決方法がないから放置している人もいます。放置というとちょっと乱暴な言い方ですが、まさにこの心のストレスを軽減しない限り身体症状が軽くなりません。だからこそ、身体症状が慢性化していてストレスが大きな影響を与えていると専門家が判断した場合にはカウンセリングなどを併用することが重要なのです。

▼治療の壁、カウンセリングの壁
しかし、そうは言っても鍼灸院にきている患者さんの多くは「そんな心理面のストレスは二の次でいいからこの身体の痛みや不調をとにかく治して!」といいますし、カウンセリングをメインにしている方はほかの人なら耐えられないような身体症状の痛み不調を抱えているにもかかわらず身体へのアプローチは二の次になっている人が多いように思えます。この双方の壁を取り払い、鍼灸・温熱治療とカウンセリングの併用治療に取り組んだ患者さんは逆に治療回数は減って、わりと今までよりも長く調子のよい時間を過ごせるようになってきています。ぜひ、心身のバランスに留意して健康生活を実現していただきたいものです。

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