子供の喘息の場合はカゼをひいたときに症状がでる場合が多いです。気管支炎と診断される場合もあります。喘息は気管支炎のような感染症ではありません。
▼小児ぜんそくを予防するには?
小児喘息の90%は、アレルギー体質を持つ子どもです。生活環境の中でチリダニやハウスダスト、カビ、動物のフケなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)を吸入して反応します。これを「アトピー型ぜんそく」といいます。小児喘息の子供の気管支は、慢性的な炎症が見受けられます。喘息は炎症をしずめて発作を予防することが重要です。
小児喘息の原因は様々です。家屋構造の変化に伴うダニの繁殖や大気の汚染、食生活の変化などが挙げられます。ネコやイヌ、ハムスターなどペットの飼育が原因で小児喘息になる子どもも急増しています。
病院では吸入ステロイド剤などの薬で治療をする場合がほとんどです。病院にいく前に問題身の回りにあるダニ、ホコリ等のアレルゲンを減らすという生活環境の整備が大切です。
▼まずは生活環境を整えましょう
1,ベッドや布団:ベッドや布団はは10日に一度、両面を掃除して晴天時には天日干しをしてさらに掃除機をかけるようにしましょう。
2,寝室はカーペットの部屋は最低でも三日に一度は掃除をしましょう。
3,収納してあった毛布類などの寝具は使用する前にかならず天日干しをして掃除機をかけるようにしてください。
4,ふとんシーツ・カバー類は少なくとも一週間に一回は洗濯してください。
5,衣類やふとん用の乾燥機で高温によりダニなどを排除いたしましょう。
6,常に換気をしてください。空気清浄機や除湿機・加湿機などもアレルゲンを抑制する機能をもった製品をつかいましょう。
これらのことを日常生活から実践いたしましょう。
小児喘息を予防に近道はありません。生活環境を整えましょう。
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清水 宏保
ぴあ 2011-07-19 |