ALG011 喘息の予防ための食事

喘息の予防はもちろんですが、アレルギーでお困りの方にはぜひ食生活を見直していただきたいと思っています。免疫系の働きを高める食物繊維などをしっかり取る食生活が症状緩和につながります。

▼喘息の予防ための食事

以下にあげるのは基本的なことですが、最近では放射能の影響も少なからず考えられますので安全な食物を求めましょう。

1,玄米、漬物・味噌・納豆などの発酵食品、豆類、ゴマ、丸ごと食べられる小魚は炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養素がバランスよく含まれているので、過不足なく栄養を摂取できますので積極的に食べましょう。

2,食物繊維、きのこ類、海藻類、玄米の殻など。食物繊維は体内で消化できません。これらが腸の中に入ると、消化しようと腸が活発に動くように働きかけます。消化管と直接つながっている副交感神経に伝わり、免疫力のアップや自律神経の活性化につながりアレルギー対策につながります。

3,酸っぱいものを適度にとりましょう。梅干、酢の物は人の体は不快なものを体から排除、いわゆるデトックス効果が期待できます。

4,水を多めに摂りましょう。水を飲むと泌尿器系の刺激となり、副交感神経の働きを促します。また水分が不足すると咳が苦しくなります。1日2リットルを目標目安にしっかりと水を飲むようにしましょう。デトックスになります。

▼アレルギー対策の栄養素

さらに以下の栄養素をしっかりととるとアレルギー対策になります。

【オメガ3脂肪酸】
体の細胞膜やホルモンを作る必須脂肪酸のひとつです。体内では作ることができないため食べ物から取らなくてはならない脂肪酸です。オメガ3脂肪酸のうち、DHAやEPAは青魚に多く含まれています。植物では主にαリノレン酸です。EPAは抗ぜんそく効果を持っています。αリノレン酸は加熱すると酸化してしまうので、ドレッシングなど生のまま摂取するのが好ましいです。

オメガ3脂肪酸を多く含む食品:
イワシ、サバ、サンマ、マグロ、ブリ、鮭、ニシン、亜麻仁油(あまにゆ)、荏胡麻油(えごまゆ)、紫蘇油(しそゆ)アボガドなど

【ビタミンA】
皮膚や粘膜を健康に保つ働きを持つ栄養成分です。炎症を抑える効果も期待できます。ウナギやレバーに含まれています。緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは体内でビタミンAの働きをしますから積極的に食べましょう。

ビタミンAを多く含む食品:
ウナギ、にんじん、かぼちゃ、春菊、にら、レバー、全乳、バター、チーズなど

【ビタミンC】
抗酸化性を持つ水溶性のビタミンです。免疫活動の主力である白血球の働きを強化するため、免疫力を高める働きが期待できます。生理作用は多岐におよび、風邪からがんまで予防効果が報告されています。

ビタミンCを多く含む食品:
キャベツ、パセリ、じゃがいも、ほうれん草、グレープフルーツ、いちごなど

【ビタミンE】
脂肪の酸化を防ぎ、血管を強化し血流をよくする働きが期待できる脂溶性のビタミンです。抗酸化力で不飽和脂肪酸の過酸化を抑制するため「若返りのビタミン」と呼ぶことも多いです。

ビタミンEを多く含む食品:
植物油、穀類、豆類、アーモンド、落花生、ウナギ、緑黄色野菜など

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