喘息の患者さんがこの季節になると調子を崩す原因として乾燥の問題があります。日常生活からマスクをつけたり、加湿器を利用して湿度には注意をしていきましょう。
▼最適な湿度は50%から60%
湿度は、50~60%くらいが最適です。湿度が低くすぎると、気道の粘膜が荒れ、喘息の発作が起こりやすくなるから要注意です。乾燥した風邪が多くなる冬季の太平洋側では加湿対策が重要です。しかし注意する点として湿度が60%を超えると、ダニやカビをはじめ夏風邪の原因となるウィルスも繁殖します。
梅雨の季節は、湿度の心配はありませんが湿度が高くなりすぎるので注意してください。除湿機を上手く活用したり、押入れの通気性を良くするなど、室内の除湿対策を行うとともに、布団乾燥機などを利用して、布団のダニ対策なども行うことも大切です。
▼喘息患者が秋と冬に増加する原因とは
喘息患者が秋と冬に増加する原因
・冷たくて乾燥した空気が気管支を刺激して炎症反応を促進
・弱った気管支を攻撃するウイルス感染の増加
・よもぎやブタクサのような秋期アレルギー花粉
喘息発作を予防対策
・温度差の大きい空気への露出を避ける
・加湿器や洗濯の干し物を利用して室内湿度50~60%を維持
・適切に室内換気をして室内アレルゲンの蓄積阻止
・風邪をひかないように心がける
・全ての感染は細菌の攻撃と人体の免疫バランス
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清水 宏保
ぴあ 2011-07-19 |