血糖値と男性不妊

腱引きも出来る鍼灸師の鈴木です。

 新年が明けて早半月。年末年始の食べ過ぎが尾をひいて「体重計にのるのが怖い」という方もおられるのではないでしょうか。

でも、こういう時こそ、体重計にのって厳しい(?)現実をみつめて早めにベスト体重に戻しましょう。 体重は、不妊の問題に大きく関与します。

某クリニックでは、体外受精のデータから、BMI(*)の値が、18以上25未満の患者さんに比べて、18未満、25以上の患者さんでは、妊娠率の高い良好胚(良い卵る子)を得られる確率が40%くらい低下、妊娠率も同様との見解を出しています。 (*)

BMI=体重(kg)÷{(身長(m)×身長(m)} ちょっと、オーバーしているかも…と思われる方は、「一日一回体重計に乗る」ことから始めましょう。毎日、意識することで変わります。 まずは、「食べる順番」を気にかけましょう。

TVや雑誌でも「太りにくい食べ方、血糖値が上がりにくい食べ方」について取り上げられる事が多いので、既にご存知の方も多いと思います。 空腹時にいきなりご飯やパンを食べると急激に血糖値が上がります。

血糖値が急上昇すると、これを下げようとしてインスリン分泌されて今度は血糖値が一気に下がり、またお腹が空いて、つい食べ過ぎてします。  カロリーが少なく、消化に時間のかかる食物繊維(野菜、海藻等)をゆっくり噛んで食べることで、満腹感を感じ、次にタンパク質(肉、魚、卵)、その後に炭水化物(ご飯、パン、麺類等)をとる事で糖質の吸収を緩やかにします。

ツボ
血糖値の乱降下は、肥満だけの問題ではなく、体内の組織に負担をかけ、卵子や精子にも影響します。炭水化物の摂取量かが多く、血糖値の上がりやすい食事をしている男性ほど、精子濃度が低いとの調査結果があります(アメリカの生殖医療学会)。 血糖値を上げにくい食事法、是非ご夫婦で取り組んでみて下さい。

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