秋の抜け毛と鍼灸

最近また抜け毛が気になる季節になってきた鍼灸師の草野です。抜け毛という男性だとAGA男性型脱毛症が考えられます。この季節に抜け毛が多くて悩んでいる人は割合多いと思います。

AGA(エージーエー)の脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられることがわかっています。DHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度な状態が続くことがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまうので薄毛になるわけです。

鍼灸の観点からみると腎の機能の低下も考えられます。

東洋医学では人の身体は親から受け継ぐ“先天の精”として生後、自分が飲食して作られる“後天の精”で発育していくと考えられています。
この東洋医学で言うところの精は“腎で活性化”されて身体を元気にしてくれていると考えています。

人間が生きていくうえでの大切なエネルギーである“腎精”は成長や発育に大きく関係がありますので
腎の気が十分にあると骨は丈夫に、髪の発育も当然良くなります。

しかし腎が衰えると“元気”がなくなり老化現象も現れやすくなります。東洋医学的に考えても“腎に蓄える精が不足して機能低下する”と
骨も弱くなり白髪や抜け毛が増えると説明できます。

AGA(男性型脱毛症)が発症する最も大きな原因は、男性ホルモンの作用と遺伝だとわかってきております。元々男性ホルモンには体毛を増加させる働きがありますが、頭髪の場合は男性ホルモンは逆の働きをし、発毛や頭髪が伸びるのを抑制する働きがあるのです。また遺伝的な要素もあります。母親が薄毛の場合は、4人に3人の子供が薄毛があり父親がAGAなどで薄毛の場合は2人に1人の子供が薄毛になるというデータもあり、このデータからもAGAには遺伝的要素があるのは明白です。家は両親ともにふさふさです。AGA002 AGA(男性型脱毛症)の抜け毛の原因は?

自律神経を調整して抜け毛を予防する。

自律神経のバランスが崩れると血行も悪くなり毛細血管に血液が行き届かなくなると代謝も滞り、老廃物の排泄などに支障をきたすようになるので、髪の毛の生育環境は非常に悪くなり、髪は細くなり、やがて抜けるようになります。男性の場合は自律神経のバランスが崩れてDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度な状態が続くことが最大の抜け毛の原因だと考えておりますので、鍼灸治療で改善することが期待できます。

ツボ
男性型薄毛脱毛もあきらめないで早めの処置をしていけば、望みはあると思います。自分自身の身体と頭髪で研究も進めていきたいと思います。

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